セキュリティ対策の基礎:アセンブリ言語とは?
コンピュータの中心的な処理装置であるCPUは、機械語と呼ばれる特殊な言語で命令を受け取ります。この機械語は、0と1の数字の並び、あるいは16進数と呼ばれる表現方法で記述されるため、私たち人間には理解するのが非常に困難です。そこで、この機械語を人間にも理解しやすい形に変換したものがアセンブリ言語です。
アセンブリ言語は、CPUに対する命令を、人間が読んでも意味がわかるような記号、ニーモニックを使って表現します。例えば、データを移動する命令は"MOV"、加算する命令は"ADD"といった具合です。
このアセンブリ言語を用いることで、プログラムが具体的にどのような動きをするのかを、人間が理解しやすくなります。これは、プログラムの誤りを発見したり、修正したりする際に役立ちます。また、CPUの動作をより深く理解するためにも、アセンブリ言語は有効な手段となります。