アプリケーションセキュリティ

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アプリケーションを内部から守る! RASPとは?

- アプリケーションの守護者、RASP 昨今、インターネット上のサービスやシステムの核となるWebアプリケーションを狙った攻撃が増加の一途を辿っています。従来型の、外部からの侵入を壁で防ぐようなセキュリティ対策だけでは、日々巧妙化する攻撃からシステムを守ることは困難になりつつあります。 そこで近年注目されているのが、アプリケーション自身を内部から守る「RASP(Runtime Application Self-Protection)」という技術です。 RASPは、その名の通りアプリケーションの内部に組み込まれ、まるで用心棒のように常駐します。そして、アプリケーションの動作をリアルタイムで監視し、怪しい動きを察知すると、攻撃と判断してそれを阻止するのです。 従来のセキュリティ対策は、あくまでもアプリケーションの外側を守ることに重点が置かれていました。しかし、RASPはアプリケーション内部に潜む脅威を直接的に捉え、迅速に対応できるため、より高いレベルでシステムを守ることができるのです。
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アプリケーションを動かす、セキュリティ対策!

- はじめにと題して現代社会において、ソフトウェアアプリケーションは私たちの生活に無くてはならないものとなっています。家事の手伝いからビジネスシーンまで、多岐に渡る場面でその恩恵を受けています。しかしながら、利便性が高まる一方で、悪意を持つ攻撃者から狙われる危険性も孕んでいることを忘れてはなりません。まるで、頑丈な家を作るように、アプリケーション開発においてもセキュリティ対策は土台となる設計段階から運用に至るまで、常に意識しておくことが重要です。セキュリティ対策を怠ると、個人情報の漏洩やサービスの停止といった深刻な事態を招きかねません。堅牢なアプリケーションを開発するためには、開発者だけでなく、利用者もセキュリティに関する意識を高めることが大切です。この資料では、安全なアプリケーション開発と利用のために、開発者と利用者の双方に向けて、セキュリティ対策の基礎知識と具体的な方法を紹介します。
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安全なソフトウェア開発の始めの一歩:静的アプリケーションセキュリティテストのススメ

現代社会において、ソフトウェアは日常生活から企業活動まで、あらゆる場面で利用されており、私たちの生活にとって必要不可欠なものとなっています。家電製品、スマートフォン、自動車など、ソフトウェアが組み込まれていないものを探す方が難しいくらいです。 しかし、このように便利なソフトウェアですが、その開発段階でセキュリティ対策が不十分だと、思わぬリスクを生み出す可能性があります。ソフトウェアの欠陥を突かれてしまうと、個人情報の漏洩や改ざん、サービスの停止、金銭的な被害など、深刻な問題につながりかねません。 このような事態を防ぐためには、ソフトウェア開発のあらゆる段階において、セキュリティを意識した対策を講じることが重要です。具体的には、設計段階でセキュリティ上のリスクを洗い出し、対策を検討する必要があります。また、開発中は安全なコーディングを心がけ、脆弱性を作り込まないことが大切です。さらに、開発が完了した後も、定期的なセキュリティテストを実施し、潜在的な問題点を早期に発見し修正することが重要です。 ソフトウェアは私たちの生活を豊かにする反面、セキュリティ対策を怠ると大きなリスクをもたらす可能性があります。開発者だけでなく、利用者もセキュリティの重要性を認識し、安全なソフトウェアの開発と利用を促進していく必要があるでしょう。
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セキュリティテストの新潮流:OASTとは

インターネットの普及により、私たちの生活やビジネスにおいてWebアプリケーションは欠かせないものとなりました。顧客情報を扱うシステムやオンラインショップ、社内の情報共有ツールなど、様々な場面で利用されています。しかし、利便性が高まる一方で、Webアプリケーションはサイバー攻撃の対象となりやすく、セキュリティ対策が重要となっています。 Webアプリケーションに対する攻撃は、不正なプログラムコードを送り込むことでシステムを乗っ取ったり、個人情報などの重要な情報を盗み出したりすることを目的としています。このような攻撃からWebアプリケーションを守るためには、多層的なセキュリティ対策が必要です。 まず、ユーザーのアクセスを制限するために、強力なパスワードを設定し、パスワードの使い回しを避けることが重要です。さらに、二段階認証を導入することで、セキュリティレベルを向上させることができます。 また、Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃を防ぐためには、システムの最新状態を保つことが重要です。開発元から提供されるセキュリティアップデートを速やかに適用することで、既知の脆弱性を突いた攻撃を防ぐことができます。 さらに、Webアプリケーションでやり取りされるデータを暗号化することも重要です。通信経路を暗号化することで、万が一、第三者に通信内容を盗聴されたとしても、データの内容を解読されることを防ぐことができます。 Webアプリケーションのセキュリティ対策は、企業にとって重要な課題です。これらの対策を講じることで、安全なWebアプリケーションの運用を実現することができます。
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アプリケーションの安全性を見守るDAST:攻撃シミュレーションで脆弱性を検出

- DASTとは DASTは、「動的アプリケーションセキュリティテスト」の略称で、開発されたアプリケーションの安全性を評価する上で欠かせないテスト手法です。 このテストは、アプリケーションを外部から攻撃する「ブラックボックステスト」に分類されます。 DASTの特徴は、実際に攻撃を仕掛けるように動作することで、隠れた脆弱性を発見することにあります。 従来のソースコードを解析する静的テストとは異なり、DASTは実際にアプリケーションを動作させるため、より実践的なセキュリティテストといえます。 DASTは、開発の最終段階やリリース後など、アプリケーションが実際に稼働する環境で実施することが効果的です。 例えるならば、DASTは泥棒が侵入を試みるようにアプリケーションの防御をかいくぐろうとします。 もし、アプリケーションにセキュリティ上の弱点があれば、DASTはそこを突いて侵入を試みます。 このようにして、DASTは開発者が想定していなかった脆弱性を発見することができます。 DASTは、クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションといった一般的な攻撃から、より複雑なビジネスロジックの脆弱性まで、幅広い脅威を検出することができます。 近年、Webアプリケーションのセキュリティ対策はますます重要になってきており、DASTは開発者にとって必要不可欠なツールとなっています。
クラウド

CNAPPで進化するクラウドアプリケーションセキュリティ

- クラウドネイティブな時代のセキュリティとは 近年、情報技術の進化により、従来の自社運用によるデータセンターから、クラウドと呼ばれる外部のサービスを利用したシステム運用が主流になりつつあります。中でも「クラウドネイティブ」と呼ばれる、クラウドの特性を最大限に活かした、より柔軟で拡張性の高いシステム構築が注目されています。しかし、この新しい技術の進歩は、セキュリティ面においても新たな課題を突きつけています。 従来のデータセンターでは、物理的な境界でシステムを保護し、侵入者を防ぐことがセキュリティ対策の中心でした。しかし、クラウドネイティブ環境では、仮想化技術やコンテナ技術の利用により、システムの境界は複雑化し、常に変化するようになりました。そのため、従来型の境界防御を中心としたセキュリティ対策では、十分な効果を得ることが難しくなっています。クラウドネイティブ環境におけるセキュリティ対策では、システムの構成要素やデータへのアクセス制御、変化を常に監視する仕組み、そして万が一の侵害を想定した迅速な復旧体制の構築など、より多層的で動的なアプローチが求められます。 クラウドネイティブ環境で安全を確保するには、開発者、運用者、セキュリティ担当者が緊密に連携し、セキュリティ対策をシステム開発の初期段階から組み込むことが重要です。また、クラウドサービスプロバイダーが提供するセキュリティ機能を積極的に活用することも有効な手段となります。
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アプリケーションの脆弱性を検出!AppScanのススメ

インターネットの普及に伴い、企業活動においても重要な情報資産をWebアプリケーションとして公開するのが当たり前の時代になりました。しかし、便利な半面、悪意を持った攻撃者から狙われやすいという側面も持ち合わせています。Webアプリケーションのセキュリティ対策を怠ると、情報漏えい、サービスの妨害、金銭的な損失など、企業にとって大きな損害に繋がってしまう可能性があります。Webアプリケーションのセキュリティ対策とは、不正アクセスや情報漏えいなどの脅威から、Webアプリケーションやその背後にあるシステム、そして重要なデータを守るための取り組みを指します。 では、具体的にはどのような対策を講じれば良いのでしょうか。まず、システムの脆弱性を排除することが重要です。これは、システムの設計段階からセキュリティを考慮し、最新の状態を保つようにアップデートを行うことで実現できます。次に、アクセス制御を適切に設定する必要があります。誰がどの情報にアクセスできるのかを明確化し、必要最低限の権限を与えることで、不正アクセスを防止します。さらに、重要なデータは暗号化して保管することで、万が一情報漏えいが発生した場合でも、内容を解読できないようにすることが大切です。 これらの対策に加えて、セキュリティに関する知識を常に最新の状態に保ち、従業員への教育を徹底することも忘れてはなりません。Webアプリケーションのセキュリティ対策は、企業が安全な事業活動を継続していく上で、必要不可欠な要素と言えるでしょう。
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開発者必見!AppScanでWebアプリのセキュリティ対策

インターネットが日常生活に欠かせないものとなった現代において、企業活動においてもウェブサイトやウェブサービスは必要不可欠な存在となっています。しかし、便利な反面、ウェブアプリケーションは攻撃者にとって格好の標的となりやすく、セキュリティ対策を怠ると大きなリスクに晒されることになります。セキュリティ対策が不十分なままウェブアプリケーションを公開してしまうと、情報漏洩やサービスの停止など、企業に深刻な損害をもたらす可能性があります。 ウェブアプリケーションの脆弱性として代表的なものは、クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションなどがあります。クロスサイトスクリプティングとは、悪意のあるスクリプトをウェブサイトに埋め込み、サイト訪問者のブラウザ上で実行させてしまう攻撃です。これにより、個人情報が盗み取られたり、サイトを改ざんされたりする危険性があります。SQLインジェクションとは、データベースに悪意のあるSQL文を送り込み、不正にデータを取得したり、改ざんしたりする攻撃です。機密情報が漏洩したり、サービスが正常に動作しなくなるなどの深刻な被害が発生する可能性があります。 これらの脆弱性を突かれないためには、開発段階からセキュリティ対策を施すことが重要です。具体的には、入力値の検証を適切に行う、最新のセキュリティ対策を施したフレームワークやライブラリを使用する、定期的にセキュリティ診断を実施するなどの対策が有効です。また、万が一、脆弱性を発見した場合には、速やかに修正プログラムを適用するなどの対応が必要です。
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アプリケーションの安全性を守るAppScanのススメ

- Webアプリケーションの脆弱性診断とはインターネットに接続されたシステムにおいて、Webアプリケーションは重要な役割を担っています。多くの人が情報発信や商品購入、サービス利用など、様々な目的でWebアプリケーションを利用しています。しかし、利便性の高いWebアプリケーションは、反面、悪意のある攻撃者にとって格好の標的となっているのも事実です。Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃からシステムを守るためには、定期的な脆弱性診断が欠かせません。脆弱性診断とは、システムやアプリケーションに潜むセキュリティ上の欠陥を洗い出すプロセスを指します。これは、いわば家のセキュリティチェックのようなものです。泥棒が侵入できないように、ドアの鍵が壊れていないか、窓にヒビが入っていないかを確認するように、Webアプリケーションにも潜在的な脆弱性がないかを確認する必要があります。脆弱性診断では、専門の知識を持った技術者が、様々なツールや手法を用いてWebアプリケーションを検査します。具体的には、アプリケーションの設計やソースコードを分析する静的解析、実際にアプリケーションを動作させて脆弱性を発見する動的解析などを行います。そして、診断の結果として、検出された脆弱性の内容や危険度、影響範囲、対策方法などがまとめられた報告書が作成されます。報告書の内容に基づいて、開発者は迅速に脆弱性を修正する必要があります。このように、脆弱性診断はWebアプリケーションのセキュリティを維持するために非常に重要なプロセスです。定期的に診断を実施することで、潜在的な脅威を早期に発見し、安全なシステムを構築することができます。
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Imperva: クラウド時代における最強の盾

- Impervaとは現代社会において、企業が扱うデータやアプリケーションソフトウェアは、まさに企業の生命線と言えるほど重要なものとなりました。しかし同時に、悪意を持った攻撃者にとって格好の標的となり、日々サイバー攻撃の脅威にさらされています。こうした中、Impervaは企業データやアプリケーションソフトウェアをサイバー攻撃から守る、頼もしい守護者のような存在として知られています。Impervaは、特に近年急増しているWebアプリケーションへの攻撃から企業を守るWAF(Webアプリケーションファイアウォール)分野において、世界トップクラスのシェアを誇っています。WAFとは、Webアプリケーションへの不正アクセスを検知し、攻撃をブロックするシステムです。ImpervaのWAFは、その高度な技術力と信頼性から、世界中の多くの企業に選ばれています。なんとその数は4000社以上、あのフォーチュン500企業に名を連ねるような大企業でも20%以上がImpervaの製品を導入しているというから驚きです。Impervaが提供するサービスは、大きく分けて二つの形態があります。一つは、インターネット経由でサービスを利用するクラウドサービス型で、「Incapsula」という製品名で提供されています。クラウドサービス型の大きなメリットは、導入が容易で、低コストで利用できる点です。もう一つは、専用の機器を導入するハードウェアアプライアンス型です。こちらは、クラウドサービス型よりも強固なセキュリティを求める企業におすすめです。このようにImpervaは、企業のニーズや規模に合わせて、最適なセキュリティ対策を提供しています。
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安全なアプリケーション開発のために:SASTとは

- アプリケーションの脆弱性をコードレベルで検出近年、情報技術の進歩に伴い、ソフトウェアは私たちの生活のあらゆる場面で利用されるようになりました。それと同時に、悪意のある攻撃者によるサイバー攻撃のリスクも増加しており、ソフトウェアのセキュリティ対策の重要性がますます高まっています。堅牢なソフトウェアを開発するためには、設計段階から運用に至るまで、あらゆるフェーズでセキュリティを考慮する必要があります。ソフトウェア開発の初期段階において、セキュリティ上の問題点を早期に発見し、修正することは、開発コストの削減と安全なソフトウェアの提供の両面において非常に重要です。この初期段階でのセキュリティ対策として有効な手段の一つに、「静的アプリケーションセキュリティテスト(SAST)」と呼ばれる手法があります。SASTは、実際にソフトウェアを動作させることなく、プログラムの設計図とも言えるソースコードを解析することで、脆弱性の有無を検査します。これは、人間が設計図を目視で確認するのと同様に、SASTツールがソースコードを分析し、セキュリティ上の欠陥となりうる箇所を自動的に検出します。SASTを用いることで、開発者は開発の初期段階で潜在的な脆弱性を把握し、修正することができます。このように、SASTは、安全なソフトウェア開発を効率的に行うための強力なツールと言えるでしょう。
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開発速度UP! アプリケーションの脆弱性対策の新手法:IAST

{「アクセス権限管理」、略して「IAM」を導入するメリットは、セキュリティを強化できるだけでなく、業務の効率化にもつながることです。 従来のアクセス管理では、社員一人ひとりのアカウントを個別に管理する必要があり、担当者の負担が大きくなりがちでした。例えば、新しい社員が入社したときや、社員が部署を異動になったとき、退職したときなど、その都度、担当者がアカウントの設定や変更、削除といった作業を行わなければなりませんでした。 しかし、IAMを導入すれば、これらの作業を一元的に管理できるようになるため、担当者の負担を大幅に減らすことができます。また、IAMでは、アクセス権限を部署や役職ごとに設定することも可能です。そのため、個別に設定するのに比べて、ミスが発生するリスクを減らすことができます。 社員にとっても、IAMの導入はメリットがあります。例えば、従来の方法では、必要なシステムやデータにアクセスするために、都度、担当者に申請する必要がありました。しかし、IAMが導入されていれば、あらかじめアクセス権限が設定されているため、申請の手間を省くことができます。その結果、本来の業務に集中できるようになり、業務効率の向上につながります。 このように、IAMを導入することで、セキュリティ強化と業務効率化の両立を実現できます。これは、企業の競争力強化にもつながる重要な要素と言えるでしょう。
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アプリケーションのセキュリティ対策:ASPMのススメ

- ASPMとは -# ASPMとは ASPMとは、「アプリケーション・セキュリティ態勢の管理」の略称であり、アプリケーションの安全な状態を維持し続けるため、常に状況を把握し改善を繰り返す取り組みを指します。 従来のセキュリティ対策は、どちらかといえばシステム全体を守ることに重点が置かれていました。しかし、アプリケーションが複雑化・多様化する現代において、システム全体を守る従来の対策だけでは十分とは言えません。 そこで登場したのがASPMです。ASPMは、アプリケーションそのものに焦点を当て、開発の開始段階から運用に至るまで、そのライフサイクル全体を通してセキュリティを確保するという考え方です。 具体的には、設計段階でのセキュリティ要件の定義、開発段階での脆弱性診断の実施、運用段階でのセキュリティ監視などがASPMの活動として挙げられます。 ASPMは、システム全体を守る従来のセキュリティ対策を補完し、より強固なセキュリティ体制を構築するための重要な取り組みと言えるでしょう。