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油断大敵! アプリケーション層を狙う DDoS攻撃

- アプリケーション層を狙う DDoS攻撃とは インターネット上のサービスを妨害するサイバー攻撃の一つに、DDoS攻撃があります。DDoS攻撃は、大量のアクセスを送りつけることで、サーバーに過剰な負荷をかけてサービスを停止させてしまう攻撃です。 DDoS攻撃の中でも、特に巧妙なのがアプリケーション層を狙うDDoS攻撃です。これは、ユーザーがウェブサイトやアプリを閲覧する際に直接やり取りをする部分を攻撃対象とするものです。 ウェブサイトやアプリは、普段私たちが目にしている画面の裏側で、様々なプログラムが連携して動作しています。アプリケーション層を狙うDDoS攻撃は、これらのプログラムに対して、正規のユーザーになりすまして大量のアクセスや複雑な処理要求を送りつけます。 サーバーは、それが攻撃だと気づかずに対応しようとするため、過剰な負荷がかかってしまい、本来のサービスを提供できなくなってしまいます。その結果、ウェブサイトの閲覧ができなくなったり、アプリが使えなくなったりするなど、ユーザーに大きな影響が生じます。 近年、攻撃の手法はますます巧妙化しており、従来の対策では防ぎきれないケースも増えています。そのため、アプリケーション層を狙うDDoS攻撃からシステムを守るためには、多層的なセキュリティ対策を講じることが重要です。
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今そこにある脅威、レイヤー7 DDoS攻撃

近年、私たちにとってインターネットは欠かせないものとなり、生活に無くてはならないものになりました。しかし、その利便性が高まる一方で、悪意を持った者による攻撃も増加し、手口も巧妙化しています。 中でも、最近特に増加傾向にあるのが「レイヤー7 DDoS攻撃」と呼ばれるものです。これは、従来型のDDoS攻撃とは異なり、より高度な技術が使われているため、発見が難しく、防御も容易ではありません。 従来型のDDoS攻撃は、大量のデータを送りつけることでネットワークをパンクさせ、サービスを停止させるというものでした。一方、レイヤー7 DDoS攻撃は、人間のアクセスと見分けがつかないような巧妙な方法で攻撃を仕掛けてきます。 例えば、Webサイトへのアクセスを装って大量の要求を送信したり、Webアプリケーションの脆弱性を突いてサーバーに負荷をかけたりします。このような攻撃は、従来型のセキュリティ対策では防ぐことが難しく、企業だけでなく、個人にとっても大きな脅威となっています。 では、私たちはどのように対策すればよいのでしょうか。重要なのは、セキュリティソフトの導入やOS・ソフトウェアのアップデートなど、基本的なセキュリティ対策を徹底することです。そして、最新の情報を入手し、攻撃の手口を理解しておくことも重要です。インターネットの安全を守るためには、一人ひとりがセキュリティに対する意識を高めていく必要があります。