インターネット

ネットワーク

アップロードを理解して情報漏洩を防ごう

- アップロードとはアップロードとは、インターネットなどのネットワークを通じて、お手持ちのパソコンやスマートフォンといった端末から、サーバーと呼ばれる別のコンピュータにデータを送信することを指します。日頃から私たちが何気なく行っている操作の中にも、アップロードは多く存在します。例えば、旅行先で撮影した写真や動画をSNSに投稿する際、サーバーに対してデータを送信しています。また、オンラインストレージサービスにファイルを保存する際にも、自分の端末からサービスを提供する会社のサーバーへデータを送信しています。このように、アップロードはデジタルデータのやり取りにおいて欠かせないものです。普段意識することは少ないかもしれませんが、自分の端末から外部のサーバーへデータを送信しているという認識を持つことが大切です。
ネットワーク

危険なアクセスポイントの見分け方

- アクセスポイントとはインターネットに接続するためには、パソコンやスマートフォンなどの端末と、インターネットとの橋渡しをする機器が必要です。 この橋渡しをする機器の一つにアクセスポイントがあります。 アクセスポイントは、電波を使って端末とインターネットを繋ぐ役割を果たします。近年、カフェやホテル、駅など様々な場所で、無料で誰でも利用できるアクセスポイントを見かける機会が増えました。 誰でも気軽にインターネットに接続できるようになったことは、大変便利である一方、危険も潜んでいます。例えば、悪意のある人物が、あたかも誰でも利用できるアクセスポイントのように見せかけて、偽のアクセスポイントを設置することがあります。 利用者が何も知らずに、この偽のアクセスポイントに接続してしまうと、大変危険です。偽のアクセスポイントに接続すると、インターネットを利用している際にやり取りする情報が、悪意のある人物に盗み見られてしまう可能性があります。 盗み見られる情報は、ウェブサイトの閲覧履歴や、入力したIDやパスワードなど、重要な個人情報を含む場合もあります。 また、ウイルスが仕込まれた偽のアクセスポイントに接続すると、端末がウイルスに感染し、情報が盗まれたり、端末を操作されたりする危険性もあります。無料のアクセスポイントを利用する際は、設置者やセキュリティ対策について確認することが大切です。 不審なアクセスポイントだと感じたら、接続は控えましょう。
ネットワーク

インターネットの住所録、DNSとその重要性

- DNSとは DNSは「ドメインネームシステム」の略称で、インターネット上で住所録のような役割を担っています。 私たちが普段ウェブサイトを閲覧する際に、インターネットブラウザに入力するのは「psc-inc.co.jp」といった分かりやすい文字列です。これは「ドメイン名」と呼ばれ、人間にとって覚えやすいように工夫されています。しかし、コンピュータ同士が実際に通信を行う際には、数字で構成された「IPアドレス」を使用します。 DNSは、この人間にとって分かりやすいドメイン名と、コンピュータが理解できるIPアドレスを変換する、インターネットにとって非常に重要なシステムです。 DNSがなければ、私たちはウェブサイトにアクセスする度に、複雑な数字の羅列であるIPアドレスを直接入力しなければならず、非常に不便です。 DNSは、世界中に分散配置されたサーバーによって構成されており、膨大なドメイン名とIPアドレスの情報を管理しています。私たちがインターネットブラウザにドメイン名を入力すると、まずDNSサーバーに問い合わせが行われ、対応するIPアドレスが取得されます。そして、取得したIPアドレスを用いて、目的のウェブサイトへアクセスすることができるのです。
サイバー犯罪

リベンジポルノ防止法:自分と大切な人を守るために

- 拡散の危険性誰もが気軽に情報を発信できる時代になりました。しかし、その手軽さの裏には大きな落とし穴が潜んでいます。それは情報が拡散した後の取り返しのつかなさです。特に、許可なく個人のプライベートな情報や画像を拡散する行為は、決して許されるものではありません。インターネット上に公開された情報は、瞬く間に拡散し、その後完全に削除することは非常に困難です。まるで広大な海に滴下されたインクのように、拡散された情報はあらゆる場所に広がり、その範囲を特定することも不可能に近いでしょう。特に、性的な画像を無断で拡散する行為は「リベンジポルノ」と呼ばれ、重大な犯罪です。被害者の同意なく拡散された情報は、その人の尊厳を著しく傷つけ、人生に大きな影を落とす可能性があります。拡散による被害は、精神的な苦痛だけでなく、社会生活や職業生活にも影響を及ぼす可能性があり、深刻な事態になりかねません。一度拡散された情報が、その後どのような経路をたどるのか、誰がどのように閲覧しているのかを把握することはできません。軽い気持ちで拡散した情報が、取り返しのつかない結果を招く可能性があることを、私たちは深く認識しなければなりません。インターネットの利便性と危険性を理解し、責任ある行動を心がけましょう。
プライバシー

知られざるインターネット:ディープウェブの深層へ

私たちが毎日ニュースを見たり、買い物を楽しんだり、友人と連絡を取り合ったりする際に利用するインターネット。それは、実は広大な海に浮かぶ氷山の一角に過ぎません。私たちが普段目にしているのは、検索エンジンを通じてアクセスできる情報で溢れた世界、「サーフェス・ウェブ」と呼ばれる部分です。これはいわば、氷山の水面から出ている部分であり、インターネット全体のほんの一部に過ぎません。 水面下には、アクセスが容易ではない、はるかに広大な「ディープウェブ」の世界が広がっています。ここは、特別なソフトウェアや許可が必要な場合もあり、一般的な検索エンジンではアクセスできません。ディープウェブには、企業のデータベースや政府の機密情報、学術機関の研究データなど、機密性が高く、限られた人だけがアクセスを許された情報が保管されています。 ディープウェブは、その閉鎖性ゆえに、違法な活動の温床になっているというイメージを持たれることもあります。しかし、実際には、プライバシー保護や検閲への対抗手段として、ジャーナリストや活動家、告発者などにとっても重要な役割を果たしています。 インターネットの真の姿を知ることは、情報社会を安全に航海するために不可欠です。私たちが目にする情報は、あくまで氷山の一角に過ぎないことを認識し、その背後に広がる広大な世界にも目を向ける必要があるでしょう。
ネットワーク

URLってなんだろう?~インターネットの住所を理解しよう~

私たちが日々利用するインターネット。そこには無数のウェブサイトが存在し、私たちは様々な情報にアクセスしています。その際、必ずと言っていいほど目にするのがURLです。URLは「Uniform Resource Locator」の略で、日本語では「統一資源位置指定子」と呼びます。ウェブサイトを見たり、画像を表示したりする際に目にする、あのhttpから始まる文字列がURLです。URLはインターネット上に存在する、ウェブサイトや画像、動画といったデータがどこにあるのかを示す、いわばインターネット上の住所のような役割を果たしています。 例えるなら、インターネットという広大な街の中に、無数のウェブサイトという建物が建っているとします。そして、それぞれの建物には住所が割り振られており、その住所こそがURLです。私たちがウェブサイトを見たいときには、ブラウザにURLを入力することで、目的のウェブサイトへアクセスします。これは、インターネットという街の中で、目的の建物の住所を指定して訪れているのと同じです。URLは、私たちがインターネット上の膨大な情報の中から、目的の情報へアクセスするために欠かせないものなのです。
その他

Webサイトのセキュリティ対策

インターネットで情報を発信する際に、「サイト」や「ホームページ」といった言葉をよく耳にするでしょう。どちらも情報を表示する場所を指す言葉ですが、この二つには明確な違いがあります。 サイトは、本来は土地や場所を意味する言葉ですが、インターネットの世界では複数のウェブページを集めた情報発信の拠点を指します。例えば、企業が事業内容や商品・サービスを宣伝するために開設するサイトや、個人が自身の趣味や活動について発信するサイトなどが挙げられます。サイトは複数のページで構成されるため、情報量が多く、様々な切り口から情報を発信できる点が特徴です。サイト全体で、伝えたい内容を網羅的に表現できると言えるでしょう。 一方、ホームページは、サイトのトップページ、つまりサイトにアクセスした際に最初に表示されるページのことを指します。ホームページは、いわばサイトの顔であり、サイト全体の案内役を担います。サイトの概要や各ページへのリンク、最新情報などが掲載されることが多く、ユーザーが求める情報にスムーズにアクセスできるように工夫されています。ホームページのデザインや使いやすさは、ユーザーがサイトに滞在する時間や回数を左右する重要な要素と言えるでしょう。ホームページは、サイトの第一印象を決定づける重要な役割を担っているのです。 つまり、サイトは複数のページで構成される大きな概念であり、ホームページはその中の一部であると言えます。サイトとホームページの違いを正しく理解することで、インターネット上での情報発信をより効果的に行うことができるでしょう。
ネットワーク

インターネットの安全性:BGPルートリークとは?

インターネットは、世界中に広がる無数のコンピュータネットワークが複雑に絡み合い、まるで巨大なクモの巣のように情報を共有する広大なネットワークです。 この巨大なネットワークにおいて、情報を正確に目的地まで届けるために重要な役割を担っているのが「経路制御」と呼ばれる仕組みです。インターネット上を流れるデータは、小さなデータの塊である「パケット」に分割され、宛先情報に従って転送されます。このパケットを、まるで手紙を配達する郵便配達人のように、正しい経路に導くのが経路制御です。 インターネットにおける経路制御を担う中心的な役割を果たしているのが、BGP(Border Gateway Protocol)と呼ばれる技術です。BGPは、異なるネットワーク同士が互いに経路情報を交換し、最適な経路を選択するためのプロトコルです。BGPによって、世界中のネットワークが互いに接続され、膨大な量のデータが瞬時にやり取りされています。 インターネットの構造は、一見複雑に見えますが、「経路制御」と「BGP」という二つのキーワードを理解することで、その仕組みが見えてきます。インターネットの仕組みを知ることは、セキュリティ対策を講じる上でも非常に重要です。是非、この機会にインターネットの構造について理解を深めてみてください。
ネットワーク

インターネットの基盤技術BGPとセキュリティ対策

- インターネットの道案内BGP インターネットは、世界中の無数のコンピュータが複雑につながり合った巨大なネットワークです。では、この広大なネットワークの中で、どのようにしてデータは目的のコンピュータまで届いているのでしょうか?その答えの一つが「BGP(ボーダー・ゲートウェイ・プロトコル)」にあります。 インターネット上には、それぞれが独立したネットワークを持つ組織や企業が無数に存在します。例えば、私たちが普段利用しているインターネットサービスプロバイダや、大企業、大学などは、それぞれ独自のネットワークを持っています。BGPは、これらの異なるネットワーク同士を繋ぎ、データの道案内をする役割を担っています。 BGPの働きを、手紙の配達システムに例えてみましょう。世界中にはそれぞれの国や地域を管轄する郵便ネットワークが存在します。BGPは、それぞれの郵便ネットワークが互いに情報を交換するためのルールのようなものです。各国の郵便ネットワークは、BGPを通じて、どこの郵便番号がどの地域を担当しているかといった情報を共有します。これにより、手紙は宛先の郵便番号に基づいて、最適な経路で配達されるのです。 インターネットにおいても、BGPはネットワーク間の経路情報を交換することで、データが送信元から宛先まで効率的に届けられるようにしています。BGPの働きによって、私たちは世界中のウェブサイトを閲覧したり、メールを送受信したりすることができるのです。
ネットワーク

インターネットの混乱!?BGPルートリークにご用心!

インターネットは世界中に広がる巨大なネットワークであり、無数のコンピュータが複雑に接続されています。情報をスムーズに送受信するためには、宛先までの最適な経路を見つけ出す必要があります。この重要な役割を担うのがBGP(Border Gateway Protocol)と呼ばれる経路制御の仕組みです。 BGPは、例えるならインターネットにおける郵便システムのようなものです。膨大な数の郵便物がそれぞれの宛先に届くように、BGPはデータのパケットを宛先のネットワークまで正しく導きます。このとき、BGPは世界中のネットワークの接続状態を把握し、最も効率的な経路を選択します。 もしBGPがなければ、データは遠回りをしてしまったり、目的地にたどり着けなかったりする可能性があります。インターネットの安定性と速度を維持するために、BGPは欠かせない技術なのです。
ネットワーク

インターネットの基盤技術BGPとセキュリティ

- BGPとはインターネットは、世界中に広がる巨大なネットワークです。この広大なネットワークは、実は小さなネットワークがたくさん集まってできています。それぞれの小さなネットワークは独立して管理されていて、「自律システム」と呼ばれています。インターネット上で情報をやり取りするには、情報を発信元から受信先まで届けるための道順が必要です。この道順を決めるための仕組みが「ルーティング」であり、「BGP(Border Gateway Protocol)」はこのルーティングを行うための重要な役割を担っています。BGPは、異なる自律システム間で経路情報を交換するためのプロトコルです。それぞれの自律システムは、BGPを用いて他の自律システムと接続し、どの経路を通れば他のネットワークに到達できるかを共有します。この情報交換により、インターネット全体で効率的な経路が選択され、私たちがウェブサイトを閲覧したり、メールを送受信したりすることができるのです。BGPは、インターネットの安定性と信頼性を支える基盤技術の一つと言えるでしょう。インターネットの仕組みをより深く理解するためには、BGPの役割について学ぶことが重要です。
ネットワーク

インターネットの安全を守る:BGPルートリークとは?

インターネットは、世界中の無数のネットワークが複雑に繋がり合って構成されています。インターネットを利用する私たちにとって、その仕組みは見えませんが、情報が正しく目的地へ届く裏側には、巧妙な仕組みが働いています。その道案内を担っているのがBGP(Border Gateway Protocol)です。 BGPは、インターネット上で複数のネットワークをまとめて管理する「自律システム(AS)」同士を繋ぐ役割を担っています。それぞれのASは、独自のネットワーク構成やポリシーを持っていますが、BGPによって互いに経路情報を交換することで、最適なデータ経路を選択することが可能になります。 例えるなら、BGPは、広大な道路網における交通情報センターのようなものです。各ASは、自分の管轄する道路状況をBGPに伝えます。BGPはその情報を基に、渋滞を避けて目的地まで最短ルートで案内してくれるのです。 このように、BGPはインターネットの円滑な運用に欠かせない重要な役割を担っています。BGPがなければ、情報が迷子になってしまったり、非常に時間がかかってしまったりする可能性もあるのです。
ネットワーク

インターネットの要!BGPとルーティングの重要性

インターネットは、世界中に広がる巨大な情報網です。まるで世界中の都市が道路で結ばれているように、無数のコンピュータネットワークが互いに接続され、膨大な量のデータが日々行き交っています。 このような広大なネットワークにおいて、情報を確実に目的地へ届けるためには、それぞれのネットワーク間の経路情報を正確に把握し、最適な経路を選択することが非常に重要です。もし道案内が適切でなければ、情報は迷子になり、目的地にたどり着くことができません。 インターネット上でこの重要な役割を担っているのがBGP(Border Gateway Protocol)と呼ばれる経路制御の仕組みです。BGPは、いわばインターネットの道案内図を管理するシステムです。各ネットワークはBGPを通じて互いに経路情報を交換し合い、常に最新の道案内図を更新しています。これにより、膨大な数のネットワークが存在するインターネットでも、情報を効率的かつ確実に送受信することが可能になっています。
ネットワーク

インターネットの住所、IPアドレスを知ろう!

- インターネット上の住所 インターネットに接続すると、皆さんの使っている機器には自動的に番号が割り振られます。この番号はIPアドレスと呼ばれ、インターネット上でそれぞれの機器を特定するための住所のようなものです。 例えば、手紙を送る際に相手の住所を番地で特定するように、インターネット上でもデータのやり取りをする際にこのIPアドレスを使って相手の機器を特定します。この住所を元に、世界中の様々なコンピュータと正確に情報を送受信することができるのです。 IPアドレスは、インターネットに接続している間は常に割り当てられています。ウェブサイトを閲覧する場合でも、メールを送受信する場合でも、オンラインゲームを楽しむ場合でも、裏側ではこのIPアドレスが重要な役割を果たしています。 インターネット上の住所であるIPアドレスは、インターネットを安全に、そして快適に利用するために欠かせないものなのです。
ネットワーク

インターネットの住所、IPアドレスを知ろう!

- IPアドレスとはインターネットにつなぐことができる機器には、それぞれに割り当てられた番号である「IPアドレス」というものがあります。 このIPアドレスは、インターネット上の住所のようなものです。 例えば、皆さんが誰かに手紙を送る時、宛先に相手の住所を書きますよね? インターネット上で情報をやり取りする際にも、このIPアドレスを宛先情報として使うことで、データが正しい相手に届くようになっています。 ウェブサイトを閲覧する際にも、皆さんの使っているパソコンやスマートフォンなどの端末は、ウェブサイトを管理するサーバーというコンピューターとIPアドレスを通じて情報をやり取りしています。 このように、インターネットに接続している機器は、すべてIPアドレスを持っているため、世界中に膨大な数存在する機器同士でも、それぞれを特定して通信することが可能になるのです。
ネットワーク

インターネットの安全を守る裏方!IETFってどんな組織?

私たちが日常的に利用しているインターネット。動画を見たり、買い物をしたり、友人と連絡を取ったりと、今や生活に欠かせないものとなっています。しかし、この便利なインターネットは、実は目立たないところで活躍する「縁の下の力持ち」によって支えられています。それがIETF(Internet Engineering Task Force)と呼ばれる組織です。 IETFは、インターネット上で情報を正しくやり取りするためのルール、「プロトコル」の標準化を行っている団体です。インターネットは世界中に広がっているため、誰もが同じルールに従って情報を送受信できるように共通の規格が必要となります。IETFは、専門家が集まり、協議を重ねながら、新しい技術や変化するニーズに合わせて、インターネットをより良くするためのルール作りを行っています。 例えば、私たちがウェブサイトを閲覧する際に使われる「HTTP」や「HTTPS」、メールの送受信に使われる「SMTP」、インターネット電話などで利用される「VoIP」など、インターネットに欠かせない様々な技術の標準化をIETFは担っています。IETFの活動により、私たちは世界中の様々な人と情報を共有し、快適にインターネットを利用することができるのです。 インターネットは、もはや特定の国や企業のものではなく、人類共通の財産とも言えるでしょう。そのインターネットを支えるIETFの活動は、私たちの生活を陰ながら支える重要な役割を担っていると言えるでしょう。
ネットワーク

インターネットの安全を守る裏方!IETFってどんな組織?

- インターネットの標準化とは? 私たちは毎日、ウェブサイト閲覧やメールの送受信、動画視聴など、様々な目的でインターネットを利用しています。世界中の人々が、これほどまでに多様な方法でインターネットを活用できるのはなぜでしょうか? その答えは、インターネットにおける情報のやり取りに関する共通のルール、すなわち「標準」が定められているからです。 インターネットは、世界中の様々な企業が開発したパソコン、スマートフォン、ネットワーク機器など、多種多様な機器が相互に接続されて構成されています。 もし、それぞれの機器がバラバラのルールで情報をやり取りしていたら、互いに理解し合うことができず、インターネットとして機能しません。 インターネットの標準化とは、こうした機器間の通信ルールを統一することであり、異なるメーカーの機器であっても、問題なく情報を送受信できるようにするためのものです。 この標準化のおかげで、私たちは世界中の人々と繋がり、膨大な情報にアクセスすることができるのです。
ネットワーク

インターネットの構成要素:ASとは?

- インターネットの広がり -# インターネットの広がり 私たちが日常的に使用しているインターネットは、世界中に張り巡らされた無数のコンピューターネットワークが複雑に結びつき、構築された巨大な情報網です。その規模は私たちの想像をはるかに超え、特定の誰かや組織がすべてを管理することは不可能です。では、一体どのようにして、この広大で複雑なネットワークは秩序を保ち、私たちに快適なインターネット体験を提供してくれているのでしょうか? インターネットの基盤となっているのは、「共通のルール」です。インターネットに接続されている世界中のコンピューターは、このルールに従って情報をやり取りしています。このルールを「プロトコル」と呼びます。プロトコルは、データの送受信方法や宛先の指定方法など、通信に関する様々な取り決めを定めています。 インターネットは、中央集権的な管理ではなく、この共通のルールに基づいた自律分散型のネットワークとして成り立っています。たとえ一部のネットワークが機能しなくなっても、他のネットワークを経由して情報伝達が継続されるため、非常に堅牢なシステムといえます。 インターネットの広がりは、私たちの生活に計り知れない恩恵をもたらしました。しかし、その一方で、情報セキュリティの問題など、新たな課題も生まれています。インターネットを安全に利用するためには、その仕組みを正しく理解し、適切な対策を講じることが重要です。
クラウド

ASP利用におけるセキュリティ対策の重要性

- ASPとは -# ASPとは ASPとは、「アプリケーションサービスプロバイダ」の略称で、企業向けに業務用のソフトウェアやサービスをインターネット経由で提供する事業者、またはそのサービス自体を指します。 従来、企業が業務に必要なソフトウェアを利用するためには、個別にソフトウェアを購入し、自社のコンピュータにインストールして利用するのが一般的でした。しかし、このような従来の方法では、ソフトウェアの購入費用やインストール作業、運用管理など、多大なコストと手間がかかっていました。 ASPは、これらの課題を解決する画期的なサービスとして登場しました。ASPを利用することで、企業はインターネットに接続された端末さえあれば、いつでもどこでも必要なソフトウェアやサービスを利用できるようになります。従来のように自社でソフトウェアを管理する必要がないため、システムの構築や運用にかかるコストや手間を大幅に削減できる点が大きなメリットです。 ASPの登場により、企業は必要な時に必要なだけリソースを利用できるようになり、IT投資の効率化を実現できるようになりました。また、常に最新のソフトウェアやサービスを利用できるため、セキュリティや機能面でも安心して業務に専念できます。
ネットワーク

インターネットの住所番地? – ASNの概要

- インターネットの構造 -# インターネットの構造 インターネットは世界中の膨大な数のコンピュータネットワークが複雑に繋がり合った、巨大なネットワークです。日々利用するメールやウェブサイト、動画配信サービスなど、あらゆる情報はこのネットワークを通じてやり取りされています。 では、離れた場所にあるコンピュータ同士はどのようにして繋がり、情報を届けているのでしょうか? インターネット上では、情報を発信元から受信先に届ける際、情報を小さなデータの塊に分割し、それぞれに宛先情報を付加して送信します。この時、宛先情報として、郵便番号や番地のように具体的な場所を指定するのではなく、ネットワークを識別する番号を用いて、情報を適切な経路へと導きます。 このネットワークを識別する番号の一つが「ASN(Autonomous System Number)」と呼ばれるものです。ASNは、インターネット上で独立した管理下にあるネットワークに割り当てられる、いわばネットワークの住所のようなものです。 インターネットは、このASNによって管理された大小様々なネットワークが相互接続することで成り立っており、世界中に情報を届けることを可能にしています。