危険な電波に乗るな:ウォー・ドライビングの闇
- 見えない電波の落とし穴
私たちの身の回りには、携帯電話や無線LANなど、様々な機器で利用される電波が飛び交っています。これらの電波は目には見えませんが、私たちの生活を便利で快適なものにしてくれています。しかし、その反面、使い方を誤ると危険な落とし穴になりかねないことを忘れてはなりません。
その落とし穴の一つが、「ウォー・ドライビング」と呼ばれる行為です。これは、他人が設置している無線LANの電波を、本来接続する権限のない者が無断で利用することを指します。近年、カフェや公共施設などで誰でも無料でインターネットを利用できる無線LANサービスが増加していますが、これは犯罪者が「ウォー・ドライビング」を行いやすい環境を生み出しているとも言えます。
犯罪者は盗み取った電波を使って、他人の個人情報を入手したり、悪質な情報を拡散したりする可能性があります。また、あなたのインターネット利用履歴が無断で閲覧され、悪用される危険性も考えられます。便利な電波を安全に利用するためにも、私たちは電波の持つ危険性について正しく理解し、自衛策を講じる必要があります。