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危険な闇市場「AlphaBay」とは?

- 闇市場AlphaBayとは-# 闇市場AlphaBayとはAlphaBayは、普段私たちが利用している検索サイトでは決して辿り着くことのない、インターネットの深部に広がるダークウェブと呼ばれる空間に存在していた闇市場です。2014年から2017年にかけて、違法な薬物や武器、盗まれた個人情報など、あらゆる非合法な商品やサービスが売買される巨大なマーケットプレイスとして、その名を轟かせていました。 最盛期のAlphaBayは、当時の闇市場で最大規模を誇っていたシルクロードというサイトと比較しても、その10倍以上という驚くべき規模にまで成長を遂げていたと言われています。AlphaBayでは、ビットコインなどの仮想通貨を用いた決済が主流となっており、取引の匿名性が高く、追跡が困難である点が、利用者にとって魅力となっていました。また、出品者と購入者との間で評価システムが導入されており、信頼性の高い取引が実現されていたことも、AlphaBayが巨大な闇市場へと成長した要因の一つと言えるでしょう。しかし、2017年、国際的な捜査機関の連携により、AlphaBayは閉鎖に追い込まれ、運営者も逮捕されました。
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犯罪の温床「16shop」の終焉:国際的な摘発がもたらす教訓

- フィッシングの脅威と「サービスとしてのプラットフォーム」 インターネットが広く普及した現代において、電子メールやウェブサイトを悪用したフィッシング詐欺が急増しています。フィッシング詐欺とは、本物そっくりの偽のウェブサイトに利用者を誘導し、個人情報や認証情報を盗み取ろうとする行為です。だまされないように注意が必要なのは、これらの偽サイトは非常に巧妙に作られており、見分けがつきにくいということです。 フィッシング詐欺によって盗み取られた情報は、銀行口座からの不正な送金など、金銭的な被害に直結する可能性があります。さらに、個人情報の悪用によって、なりすまし被害などの二次被害が発生する可能性も高いため、非常に危険な犯罪と言えます。 近年、このようなフィッシング詐欺を容易にする「サービスとしてのプラットフォーム(PhaaS)」が横行し、大きな問題となっています。PhaaSとは、フィッシング詐欺に必要なツールやサービスを、インターネット上で誰でも簡単に利用できるようにしたものです。 PhaaSを利用すれば、高度な技術を持たない犯罪者でも、簡単にフィッシングサイトを構築したり、攻撃を実行したりすることが可能になります。そのため、PhaaSはサイバー犯罪のハードルを著しく低下させており、フィッシング詐欺の増加の一因であると指摘されています。 フィッシング詐欺から身を守るためには、不審なメールやウェブサイトのリンクは安易にクリックしない、セキュリティソフトを導入する、ウェブサイトのセキュリティ証明書を確認するなど、基本的な対策を徹底することが重要です。