いまさら聞けない?サーバーサイドリクエストフォージェリ攻撃の脅威
- サーバーサイドリクエストフォージェリとは
-# サーバーサイドリクエストフォージェリとは
インターネット上で様々なサービスを提供するWebアプリケーションは、利用者の要求に応じて内部のサーバーで処理を実行し、その結果を返します。
サーバーサイドリクエストフォージェリ(SSRF)は、この仕組みを悪用した攻撃手法です。
例えば、Webアプリケーション上で画像を表示する機能を例に考えてみましょう。
この機能は、利用者から指定された場所にある画像データを取得し、Webページ上に表示します。
悪意のある攻撃者は、画像データの場所を偽装することで、Webアプリケーションのサーバーに、本来アクセスすべきでない内部ネットワーク上の機器にアクセスさせることが可能になります。
これは、あたかも会社の郵便室に、外部から偽の指示書を送りつけ、本来開示すべきでない社内機密文書を外部に持ち出させるようなものです。
SSRFの脅威は、機密情報の漏洩に留まりません。
攻撃者は、内部ネットワーク上の機器を不正に操作し、システム全体を乗っ取ってしまう可能性もあります。
Webアプリケーションの開発者は、SSRFの脅威を深く理解し、適切な対策を講じる必要があります。