セキュリティ設計

ネットワーク

マイクロセグメンテーション:ネットワークセキュリティの強化策

- はじめにと題して 現代社会において、情報セキュリティは、企業が事業を継続していく上で、もはや欠かせない要素の一つとなっています。日々、高度化・巧妙化するサイバー攻撃の脅威から、顧客情報や企業秘密といった重要な情報資産を保護するためには、従来の、境界線を築いて守るという発想の防御策に加えて、ネットワークの内部から発生する攻撃にも備えることができる、多層的なセキュリティ対策が必要不可欠です。 このような背景から、近年注目を集めているセキュリティ対策の一つに、「マイクロセグメンテーション」という概念があります。これは、ネットワークを細かく分割し、それぞれに異なるセキュリティポリシーを適用することで、仮に一部のセグメントが攻撃を受けたとしても、被害をそのセグメント内に封じ込め、他のセグメントへの影響を最小限に抑えることを目的とした対策です。
プライバシー

プライバシー保護は設計から:プライバシー・バイ・デザインのススメ

現代社会において、個人情報は大変重要なものとなっています。企業は、一人ひとりに合わせた広告や商品開発のために個人情報を利用し、私たち自身も、人間関係を円滑にするために個人情報を利用しています。しかし、便利な反面、個人情報の取り扱いには注意が必要です。個人情報が漏れてしまったり、悪用されてしまう危険性が増えているからです。 もしも、住所や電話番号、クレジットカードの情報などが漏れてしまったら、財産を失ったり、なりすましなどの犯罪に巻き込まれてしまうかもしれません。また、インターネット上に個人のプライベートな情報が流出してしまえば、それが原因で誹謗中傷を受けたり、人間関係に悪影響を及ぼす可能性もあります。 個人情報を守ることは、自分自身の尊厳を守ることだけでなく、社会全体の安全を守る上でも大変重要なことです。個人情報の価値を理解し、自分自身の情報は自分で守るという意識を持つことが大切です。