パスワード使い回しは危険!:リスト型攻撃からアカウントを守る
インターネットの利用が進むにつれて、様々な場所で個人情報を使う機会が増えています。ウェブサイトやアプリを使う際に必要となるIDとパスワードを盗み取ろうとする不正アクセスも後を絶ちません。犯罪者はあの手この手でセキュリティの弱い部分を狙ってきます。巧妙化する不正アクセスの中でも、近年特に被害が増えているのが「パスワードリスト攻撃」です。
パスワードリスト攻撃とは、過去のデータ漏洩などで流出した大量のIDとパスワードの組み合わせリストを使って、様々なサービスに不正ログインを試みる攻撃です。多くの利用者は、複数のサービスで同じIDとパスワードを使い回しているケースが多く、攻撃者はそれを悪用します。一度情報漏洩が発生すると、その情報は闇市場に出回り、犯罪者の間で共有されてしまいます。そして、その情報を利用して、他のサービスでも不正アクセスを試みるのです。
この攻撃への対策として、重要なのは「パスワードを使い回さないこと」です。特に、金融機関やオンラインショッピングなど、重要な個人情報を取り扱うサービスでは、それぞれ異なるパスワードを設定することが重要です。また、パスワードは推測されにくい、複雑なものを設定する必要があります。定期的にパスワードを変更することも効果的です。
不正アクセスは、私たちがインターネットを利用する上で、常に隣り合わせにある脅威です。セキュリティ対策を怠らず、自身を守ることが重要です。