フィッシング対策

認証

フィッシングに負けない!多要素認証のススメ

インターネットが生活の基盤となるにつれて、様々なサービスにアクセスするためにパスワードが必要不可欠となっています。しかし、パスワードだけに頼った認証は、実は危険性が潜んでいます。パスワードは、家の鍵と同じように、アクセスを保護するための重要なものです。しかし、鍵と同様に、扱いを間違えると簡単に侵入を許してしまう可能性があります。 パスワードの使い回しは、最も危険な行為の一つです。もしも、あなたが複数のサービスで同じパスワードを使い回しているとしたら、それは、家の鍵を複製して、様々な場所に置いているようなものです。一つのサービスからパスワードが漏洩してしまうと、他のサービスでも不正アクセスされる危険性が非常に高くなります。 また、誕生日や電話番号など、容易に推測できる情報を使ったパスワードも安全とは言えません。悪意のある人物は、個人情報を入手する手段を多く持ち合わせており、簡単なパスワードは容易に解読されてしまいます。パスワードは、複雑で推測困難なものにすることが重要です。ランダムな文字列や記号を含めることで、セキュリティ強度を格段に向上させることができます。 さらに、巧妙なフィッシング詐欺にも注意が必要です。本物そっくりの偽のウェブサイトに誘導し、パスワードを入力させて盗み取ろうとする手口が横行しています。アクセスする際は、ウェブサイトのアドレスをよく確認し、不審な点があればアクセスしないようにしましょう。 パスワード認証の危険性を認識し、適切な対策を講じることで、安全なデジタルライフを実現しましょう。
メール

見えない脅威から身を守る!送信ドメイン認証のススメ

インターネットの普及により、電子メールは私たちの生活に欠かせない連絡手段となりました。しかし、その手軽さの裏側では、フィッシング詐欺といった悪意のある攻撃が増加しており、深刻な問題となっています。 フィッシング詐欺とは、本物そっくりの偽の電子メールを用いて、受信者を騙し、個人情報やクレジットカード情報などを盗み取ろうとする行為です。近年、その手口はますます巧妙化しており、一目見ただけでは偽物と見分けることが困難になっています。 例えば、金融機関や大手企業、公的機関などを装い、本物と酷似したデザインやロゴ、文章で作成された電子メールが送られてきます。そのため、受信者は偽物だと気づかないまま、メールに記載された偽のウェブサイトにアクセスしたり、添付ファイルを開封したりしてしまうことがあります。 フィッシング詐欺から身を守るためには、電子メールの送信元を注意深く確認することが重要です。具体的には、送信元のメールアドレスが正しいかどうか、また、ウェブサイトのURLに不審な点がないかをチェックする必要があります。少しでも不審な点を感じたら、安易にリンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたりせず、関係機関に問い合わせるなどして、安全を確認しましょう。 インターネットは大変便利なツールですが、危険と隣り合わせであることを認識し、セキュリティ対策を万全にすることが重要です。
メール

メールのなりすましを防ぐDMARCとは

- DMARCとは DMARCは「Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance」の略称で、メールのなりすましを防止するための技術です。 インターネット上では、メールアドレスを偽ってメッセージを送信することが容易にできてしまいます。そのため、受信者は受け取ったメールが本当に信頼できる送信者から送られてきたものかどうかを判断することが難しい場合があります。 DMARCは、送信ドメイン認証技術であるSPFやDKIMと連携して機能します。SPFは送信元のメールサーバーを、DKIMはメールの内容が改竄されていないかを検証します。DMARCはこれらの技術と組み合わさり、メールの送信元を厳密に確認することで、受信者を巧妙ななりすましメールの脅威から保護します。 DMARCを導入することで、企業や組織は自社のドメインを悪用したなりすましメールを減らし、ブランドイメージを守ることができます。また、受信者はDMARCによって認証されたメールを受信することで、安心してメールの内容を信頼することができます。
セキュリティ強化

Web閲覧の安全を守るSmart Screenとは

- Smart Screenの概要インターネットの世界は、便利な情報やサービスにあふれていますが、一方で危険も潜んでいます。悪意のあるウェブサイトにアクセスしてしまったり、うっかり危険なファイルをダウンロードしてしまったりする可能性もあるのです。このような脅威から私たちを守ってくれるのが、マイクロソフトのセキュリティ機能であるSmart Screenです。Smart Screenは、インターネット閲覧ソフト(ブラウザ)に組み込まれており、マイクロソフトのセキュリティ対策ソフトであるMicrosoft Defenderと連携して動作します。ウェブサイトにアクセスしたり、ファイルをダウンロードしたりする際に、Smart Screenはそれらが安全かどうかを瞬時に判定します。具体的には、アクセスしようとしているウェブサイトの情報を、マイクロソフトが持つ膨大なデータベースと照合し、過去にフィッシング詐欺やウイルス拡散など悪意のある活動に使われた履歴がないかを調べます。もし危険な兆候が見つかれば、警告画面を表示してアクセスをブロックし、私たちを危険から守ってくれるのです。Smart Screenは、ファイルのダウンロード時にも力を発揮します。ダウンロードしようとしているファイルが、他の利用者にとっても安全であると確認されたものかどうかをチェックし、危険が疑われる場合には警告を発してダウンロードを中断するよう促します。このように、Smart Screenは私たちが安全にインターネットを利用するための心強い味方といえます。しかし、Smart Screenだけであらゆる脅威を防げるわけではありません。セキュリティソフトを最新の状態に保ったり、怪しいウェブサイトにはアクセスしないなど、自分自身でもセキュリティ対策を心がけることが大切です。
メール

なりすましメール対策の必須知識!SPFレコードを設定してメールの安全性を高めよう

近年、巧妙な手口を使ったインターネット上の攻撃が増加しており、その一つになりすましメールが挙げられます。特に、実在する会社や組織を装ったメールが増えており、見た目は本物と見分けがつかないほど精巧になっています。このようなメールは、受け取った人を騙して、名前や住所、クレジットカード番号などの個人情報を盗み取ったり、パソコンやスマートフォンにウイルスを感染させたりする危険があります。 なりすましメールは、送信元の表示名を変えて本物のメールのように見せかけたり、メールの本文に企業のロゴやウェブサイトへのリンクを巧妙に埋め込んだりすることで、受信者を騙そうとします。そのため、普段からその会社や組織からメールを受け取っている人でも、だまされてしまうことがあります。 このような状況から、会社や組織は、自社の評判や顧客の信頼を守るために、なりすましメール対策を急ぐ必要があります。具体的には、従業員に対して、不審なメールの見分け方や対処法を教育したり、セキュリティ対策ソフトを導入したりすることが重要です。また、顧客に対しても、なりすましメールへの注意喚起を行うことが大切です。