総当たり攻撃からアカウントを守れ!
- パスワード総当たり攻撃とは?パスワード総当たり攻撃とは、別名「ブルートフォース攻撃」とも呼ばれ、不正にアカウントへ侵入を試みるサイバー攻撃の一種です。この攻撃は、考えられる限りのパスワードの組み合わせを、システムが受け入れるまで延々と入力し続けるという、単純ながらも非常に効果的な手法です。例えば、あなたのパスワードが「password123」だとしましょう。攻撃者はまず「a」から始まり、「aaa」、「aab」、「aac」…といったように、あらゆる文字と数字を組み合わせては、ログインを試行します。そして、気の遠くなるような回数試行を繰り返した後、最終的には「password123」にたどり着き、あなたのアカウントに侵入してしまう可能性があります。パスワード総当たり攻撃の脅威から身を守るためには、推測されにくい複雑なパスワードを設定することが何よりも重要です。パスワードは、英単語や誕生日などの安易なものにせず、大文字、小文字、数字、記号を組み合わせて、12文字以上の長さにすることが推奨されています。また、複数のサービスで同じパスワードを使い回すのも危険です。もし使い回しをしている場合は、すぐに異なるパスワードに変更しましょう。さらに、パスワードマネージャーの利用や二段階認証の設定も有効な対策です。パスワードマネージャーは複雑なパスワードを生成し、安全に管理してくれる便利なツールです。二段階認証は、パスワードに加えてスマートフォンなどに送信される認証コードの入力が必要になるため、セキュリティを強化することができます。これらの対策を講じることで、パスワード総当たり攻撃の被害を未然に防ぐことができます。