DDoS攻撃代行の危険性:合法を装う「ストレッサー」の実態
- ストレッサーとは
ストレッサーとは、ウェブサイトやオンラインサービスに大量のトラフィックを送りつけて、過負荷状態に陥らせるDDoS攻撃を請け負うサービスのことです。
表向きは、ウェブサイトやサーバーの負荷テストを行うためのツールとして宣伝されていることもあります。負荷テストは、システムの性能限界を測ったり、アクセス集中時にも問題なく動作するかを確認するために、意図的に大量のアクセスを発生させる正当な技術です。しかし、ストレッサーはこれを悪用し、攻撃を依頼してきたユーザーの代わりに、標的となるウェブサイトやサーバーにDDoS攻撃を仕掛けることが目的となっています。
ストレッサーの利用は違法となるケースがほとんどです。たとえ軽い気持ちで利用したとしても、犯罪に手を染めてしまう可能性があり、また、料金を支払うことで、高度な技術を持たない人でも簡単にDDoS攻撃を実行できてしまうという点で、非常に危険なサービスと言えるでしょう。
DDoS攻撃を受けると、ウェブサイトやオンラインサービスはアクセス過多になり、本来の利用者に対してサービスを提供できなくなってしまいます。これは、企業にとっては大きな損失に繋がりかねず、また、サービスの停止は社会全体に影響を及ぼす可能性も秘めています。
ストレッサーは、その危険性について十分に理解しておくべき存在です。