ラッパー

マルウェア

見えない脅威:ラッパーによるマルウェア感染

- ラッパーとはラッパーは、プレゼントを包装紙で包むように、悪意のあるプログラムを無害なファイルに見せかけてしまうソフトウェアです。このソフトウェアは、コンピュータウイルスなどの危険なプログラムを、画像や音楽ファイル、文書ファイルなど、一見安全に見えるファイルの中に巧妙に隠してしまいます。そのため、利用者は、そのファイルに危険が潜んでいることに全く気づかず、うっかり開いてしまうことがあります。ラッパーによって危険なプログラムを仕込まれたファイルを開いてしまうと、コンピュータウイルスに感染してしまい、パソコンの動作が不安定になったり、重要なデータが盗まれたりする危険性があります。 また、知らない間にスパムメールを送信させられたり、他のコンピュータへの攻撃に加担させられたりする可能性もあります。ラッパーは、特にトロイの木馬と呼ばれる種類のコンピュータウイルスを作成する際に頻繁に使用されます。トロイの木馬は、一見役に立つソフトウェアやゲームなどを装っていますが、実際には、パソコンに侵入して悪事を働くことを目的としています。ラッパーは、このトロイの木馬をより巧妙に偽装することで、セキュリティ対策ソフトによる検出を逃れ、ユーザーを欺いて感染を広げようとします。ラッパーによる被害を防ぐためには、怪しいファイルは絶対に開かないようにすることが大切です。また、信頼できるセキュリティ対策ソフトを導入し、常に最新の状態に保つことも重要です。