アプリケーションを内部から守る! RASPとは?
- アプリケーションの守護者、RASP
昨今、インターネット上のサービスやシステムの核となるWebアプリケーションを狙った攻撃が増加の一途を辿っています。従来型の、外部からの侵入を壁で防ぐようなセキュリティ対策だけでは、日々巧妙化する攻撃からシステムを守ることは困難になりつつあります。
そこで近年注目されているのが、アプリケーション自身を内部から守る「RASP(Runtime Application Self-Protection)」という技術です。
RASPは、その名の通りアプリケーションの内部に組み込まれ、まるで用心棒のように常駐します。そして、アプリケーションの動作をリアルタイムで監視し、怪しい動きを察知すると、攻撃と判断してそれを阻止するのです。
従来のセキュリティ対策は、あくまでもアプリケーションの外側を守ることに重点が置かれていました。しかし、RASPはアプリケーション内部に潜む脅威を直接的に捉え、迅速に対応できるため、より高いレベルでシステムを守ることができるのです。