ヴィッシング

サイバー犯罪

巧妙化する電話詐欺にご用心!:ヴィッシングから身を守る方法

- 巧妙化する詐欺の手口ヴィッシングとは?近年、詐欺の手口はますます巧妙化しており、その中でも「ヴィッシング」と呼ばれるものが横行しています。ヴィッシングとは、「音声(Voice)」と「フィッシング(Phishing)」を組み合わせた造語で、電話を使って個人情報や金融情報を盗み出す攻撃を指します。従来のフィッシング詐欺は、メールで偽のウェブサイトに誘導するものが主流でした。しかし、ヴィッシングでは、詐欺師が直接電話をかけてきます。巧みな話術で相手を信用させ、個人情報やクレジットカード番号などを聞き出そうとするため、従来のフィッシングよりもさらに注意が必要です。例えば、銀行員や警察官、大手企業の社員などを装い、「あなたの口座が不正利用されている可能性があります」「セキュリティ強化のため、お客様の情報を確認させてください」などと電話をかけてきます。そして、焦っている心理状態につけこみ、個人情報や金融情報を聞き出そうとします。ヴィッシングの被害に遭わないためには、不審な電話には出ない、安易に個人情報や金融情報を伝えないことが重要です。また、もし不審な電話に出てしまっても、相手が名乗る機関に自分から連絡を取り直すなどして、相手に言われるがまま情報提供しないようにしましょう。日頃からこのような詐欺の手口を知っておくことが、被害を防ぐための第一歩となります。