不正操作

サイバー犯罪

巧妙化するネットの罠:クリックジャッキングにご用心

- 見えにくい危険、クリックジャッキングとは? インターネットを使う時、私たちは色々なウェブサイトを見て、興味のある情報へたどり着くためにリンクをクリックしたり、ボタンを押したりしますよね。しかし、実はその裏で、私たちを騙そうとする罠が仕掛けられているかもしれません。その罠の一つが「クリックジャッキング」と呼ばれる攻撃です。これは、一見普通のウェブサイトに見せかけておいて、利用者に気づかれないように、本来とは違う動作をさせてしまう、とても巧妙な手口です。 例えば、クリックジャッキングでは、透明な偽のボタンを、ウェブサイト上のクリックしたいボタンの上に重ねて表示させることがあります。そして、利用者がそのボタンをクリックしたと勘違いさせて、実際には偽のボタンをクリックさせ、意図しない動作を実行させてしまうのです。クリックジャッキングは、ソーシャルメディアの「いいね」ボタンや、ファイルのダウンロードボタンなど、様々な場所に仕掛けることができます。 クリックジャッキングの被害を防ぐためには、怪しいウェブサイトは利用しない、不用意にリンクをクリックしないなど、基本的なことに注意することが大切です。また、ウェブサイトのセキュリティソフトを導入したり、ブラウザの拡張機能を利用するのも有効な対策です。インターネットは大変便利な反面、危険も潜んでいます。クリックジャッキングのような攻撃から身を守るために、日頃からセキュリティ対策を心がけ、安全にインターネットを利用しましょう。