公開鍵基盤

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インターネット時代の信頼の要:PKIとは?

- 公開鍵基盤PKIとは インターネット上で安全に情報をやり取りするために、「公開鍵基盤(PKI)」という仕組みが欠かせません。インターネットショッピングやオンラインバンキングなど、個人情報やクレジットカード情報など、重要な情報を取り扱う場面では、このPKIが活躍します。 PKIは、「公開鍵暗号方式」という技術を基礎としています。この方式では、情報を暗号化する「公開鍵」と、暗号化された情報を復号する「秘密鍵」という、2つの鍵のペアを用います。誰でもアクセスできる「公開鍵」に対して、「秘密鍵」は本人だけが厳重に管理します。 例えば、あなたがネットショッピングでクレジットカード情報を入力する際、ウェブサイトはあなたに公開鍵を渡します。あなたは、その公開鍵を使ってクレジットカード情報を暗号化し、ウェブサイトに送信します。ウェブサイトは、受信した暗号化された情報を、自分だけが持つ秘密鍵を使って復号します。 このように、公開鍵で暗号化された情報は、対応する秘密鍵を持つ人だけが復号できるため、第三者に情報が漏えいすることを防ぎ、高い安全性を確保することができるのです。
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政府が提供する信頼の証明書:GPKI

- 信頼の架け橋、GPKIとは -# 信頼の架け橋、GPKIとは GPKIは、「政府公開鍵基盤」と呼ばれる仕組みのことで、インターネット上で安全に情報をやり取りするための基盤を、日本政府が運営しています。 インターネットの世界では、日々膨大な量のデータが行き交っていますが、その中には、住所や氏名、クレジットカード情報といった、悪意のある第三者に盗み見られてしまうと大変な被害に繋がる重要な情報も含まれています。 このような重要な情報を守るための仕組みが、GPKIです。 GPKIは、インターネット上で情報をやり取りする際に、「電子署名」と「暗号化」といった技術を用いることで、情報の安全性を確保しています。「電子署名」は、送信者が確かに本人であること、また情報が途中で改ざんされていないことを証明する技術です。一方、「暗号化」は、送信者と受信者以外には内容が解読できないように、情報を特殊な方法で変換する技術です。 私たちがオンラインで買い物をしたり、行政サービスを受けたりする際に、安心して重要な情報を入力できるのは、GPKIのような仕組みが、陰ながら私たちの安全を守ってくれているおかげなのです。