悪性ドキュメント

マルウェア

潜む脅威:マルドックの危険性

- 悪意のある文書ファイルマルドックとは 一見何の変哲もない、普段使っている文書ファイルを開いた瞬間、あなたのパソコンは悪意のあるプログラムに感染してしまうかもしれません。それが「マルドック」という攻撃の手口です。 マルドックは、悪意のあるプログラムを埋め込んだ文書ファイルを、メールやウェブサイトを通じて拡散させます。このファイルは、一見すると普通の文書ファイルと区別がつきません。しかし、開いた途端に、ファイル内に仕込まれた悪意のあるプログラムがひそかに実行されてしまうのです。 例えば、マルドックを開いたことをきっかけに、パソコンに保存されている重要な情報が盗み見られたり、外部から遠隔操作されてしまう可能性もあります。さらに、マルドックは、感染したパソコンを踏み台に、他のパソコンへ攻撃を拡散させることもあります。 マルドックの恐ろしさは、その巧妙さにあります。一見しただけでは危険を察知することが難しく、セキュリティ対策ソフトも、場合によっては見抜くことができない場合もあるのです。 そのため、怪しいファイルは絶対に開かない、発信元が不明なメールの添付ファイルは開かない、セキュリティ対策ソフトを常に最新の状態に保つなど、一人ひとりが日頃から情報セキュリティに対する意識を高めていくことが重要です。