二次漏えいから情報を守る
- 情報漏えいの深刻なリスク企業にとって、顧客情報や企業秘密などの重要な情報が外部に漏れてしまうことは、会社の信頼を大きく失墜させ、最悪の場合、事業の継続すら危ぶまれる深刻な問題です。情報漏えいは、社員による故意の持ち出しや、悪意のある第三者による不正アクセスなど、様々な要因で発生する可能性があります。情報漏えいの発生源は、大きく分けて「内部」と「外部」の二つに分類できます。内部からの漏えいとは、社員や元社員、取引先など、企業と何らかの関係を持つ人物が情報を持ち出すケースです。うっかりミスや、不正な利益を得る目的で行われるなど、その背景は様々です。一方、外部からの漏えいとは、インターネットを介した不正アクセスや、ウイルス感染などによって情報が盗み出されるケースを指します。情報漏えいは、その経路も様々です。例えば、紛失や盗難による情報漏えいは、パソコンやUSBメモリなどの記録媒体を、適切に管理していなかった場合に起こりえます。また、インターネットを介した情報漏えいには、不正アクセスやウイルス感染のほか、フィッシング詐欺など、手口は多岐にわたります。このように、情報漏えいの発生源や経路は多岐にわたるため、企業はあらゆる可能性を考慮した上で、組織全体で情報セキュリティ対策を徹底する必要があります。