残存データ

データ保護

危険がいっぱい!廃棄で本当にデータは消える?

パソコンやスマートフォンを買い替える際、古い機器はどのように処分していますか?「もう使わないから」とそのまま捨ててしまうのは、大変危険な行為です。なぜなら、一見データが消えたように見えても、特殊な技術を使えば復元できてしまうからです。 私たちが普段何気なく行っている「ゴミ箱に入れる」という行為は、データ自体は削除されずに、ファイルが存在していた場所の情報が消去されるのみです。そのため、復元ソフトなどを用いることで、ゴミ箱から削除したはずのデータさえも復元されてしまう可能性があります。 このような不用意な廃棄は、個人情報や企業秘密の漏洩に繋がりかねません。例えば、クレジットカード情報や住所、氏名、写真などの個人情報が詰まったスマートフォンを、データ消去をせずに廃棄してしまうと、悪意のある第三者にこれらの情報が渡ってしまうリスクがあります。 不用意な廃棄による情報漏洩を防ぐためには、データ消去の専門業者に依頼するか、データ消去ソフトを用いて自分でデータを完全に消去する必要があります。データ消去ソフトは、データを上書きして復元できない状態にする機能を持つため、安心して機器を廃棄することができます。 データ消去は、個人情報や企業秘密を守る上で非常に重要です。安易な廃棄はせず、適切な方法でデータを消去してから、機器を処分しましょう。