金融犯罪

サイバー犯罪

クレジットカードのBIN攻撃から身を守るには

- BIN攻撃とはクレジットカードは、インターネットショッピングなどで便利に利用できますが、その裏では悪意のある攻撃者があなたの大切な情報を狙っています。BIN攻撃も、そうした危険な攻撃の一つです。クレジットカードには、それぞれ発行元を特定するための番号が付与されています。これをBIN(銀行識別番号)と呼び、カード番号の先頭6桁がこの番号にあたります。BIN攻撃では、攻撃者はまず不正な手段を用いて、このBIN情報を大量に入手します。そして、入手したBIN情報をもとに、残りのカード番号や有効期限を、さまざまな方法で推測しようと試みます。例えば、インターネット上の闇サイトなどでは、漏洩したクレジットカード情報が取引されていることがあります。攻撃者は、そうした情報から、BINとそれに紐づくカード番号の一部を入手し、残りの番号を推測するのです。また、有効期限が切れていない番号をランダムに生成し、大量に試すという方法もあります。コンピュータを使えば、短時間で膨大な数の番号を自動生成することができ、攻撃者はこの方法で有効なクレジットカード情報を盗み取ろうとします。BIN攻撃から身を守るためには、クレジットカードの利用明細をこまめに確認し、身に覚えのない請求がないかを確認することが大切です。また、インターネットショッピングでは、セキュリティ対策のしっかりした信頼できるウェブサイトを利用することも重要です。少しでも不審な点があれば、クレジットカード会社に連絡し、相談するようにしましょう。
マルウェア

見えない脅威:クライムウェアから身を守る方法

インターネットが日常生活に深く浸透した現代社会において、便利な情報ツールとして欠かせない存在となりました。しかしその一方で、インターネットの利便性に便乗したサイバー犯罪の脅威も日に日に深刻化しています。中でも、金銭を目的とした犯罪に悪用される「クライムウェア」は、私たちの生活に大きな被害をもたらす危険性をはらんでいます。 一体、クライムウェアとはどのようなものなのでしょうか? クライムウェアとは、犯罪を目的として開発された、悪意のあるソフトウェアの総称を指します。その種類は多岐にわたり、パソコンやスマートフォンに侵入し、個人情報やパスワードを盗み出すもの、重要なデータを勝手に暗号化し、復旧のために身代金を要求するものなど、巧妙かつ悪質なものが後を絶ちません。 さらに恐ろしいことに、クライムウェアは日々進化を遂げており、その手口は巧妙化しています。怪しいウェブサイトへのアクセスやメールの添付ファイルを開いた覚えがないにも関わらず、知らないうちに感染しているケースも少なくありません。まるで、目に見えない罠が、私たちの周りに仕掛けられているかのようです。