Anubis

マルウェア

スマホ決済の落とし穴:Anubisにご用心

近年、スマートフォンを使って銀行取引やオンライン決済をすることが当たり前になりました。とても便利な半面、目に見えない脅威が潜んでいることを忘れてはいけません。その脅威の一つとして、今回は「Anubis」と呼ばれる不正プログラムについて解説します。 Anubisは、Androidスマートフォンに感染する不正プログラムの一種で、銀行を狙った「バンキング型トロイの木馬」と呼ばれるものです。このAnubisは、利用者が気づかないうちに、スマートフォンに保存されている大切な情報を盗み出す機能を持っています。2016年に初めて発見されて以来、その手口は巧妙化し、世界中の銀行や金融機関を狙い続けています。 Anubisは、一見すると便利なアプリを装って配布されているケースが多く、利用者がそのアプリをインストールしてしまうと、スマートフォンに感染してしまいます。感染すると、Anubisはスマートフォンの画面上に偽のログイン画面などを表示し、利用者が入力したIDやパスワードなどの情報を盗み取ります。さらに、SMSメッセージを盗み見して、二段階認証を突破しようとするなど、非常に悪質な機能も備わっています。 Anubisは目に見えず、その脅威を認識することが難しい点が、より一層危険度を高めていると言えるでしょう。
マルウェア

スマホを狙う脅威:Anubisの実態

- 巧妙化するスマホを狙った脅威近年、スマートフォンは生活に欠かせないものとなり、銀行取引やオンラインショッピングなど様々な場面で利用されています。大変便利な反面、スマートフォンを狙った悪意のある攻撃も増え続けており、個人情報の流出や金銭的な被害が絶えません。中でも、「アヌビス」という不正プログラムは、その巧妙さから世界中で大きな脅威となっています。「アヌビス」は、一見すると普通のアプリを装って、利用者のスマートフォンに侵入します。そして、インストールされると密かにバックグラウンドで活動を始め、個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータを盗み取ります。さらに恐ろしいことに、「アヌビス」は利用者のスマートフォンの画面を監視し、銀行アプリやクレジットカードアプリを利用する際に、入力したIDやパスワードを盗み出すことも可能です。この不正プログラムは、その巧妙さから発見が非常に困難です。セキュリティソフトを回避する機能も備わっており、利用者は自分が被害に遭っていることに気づかないケースも少なくありません。そのため、被害が拡大する前に、その脅威と対策について理解を深めておく必要があります。「アヌビス」のような不正プログラムから身を守るためには、公式アプリストア以外からのアプリのインストールは避け、常に最新の状態に保つことが重要です。また、怪しいリンクや添付ファイルは開かない、セキュリティソフトを導入するなど、基本的な対策を徹底することが重要です。スマートフォンは大変便利なツールですが、危険と隣り合わせであることを認識し、適切な対策を講じるように心がけましょう。