BazarCall

サイバー犯罪

巧妙化するサイバー攻撃:BazarCallとは

- 巧妙化するフィッシング攻撃 インターネット上における脅威は日々進化しており、セキュリティソフトや知識をもっていても、その巧妙な罠にかかってしまう可能性があります。特に近年、従来の電子メールを用いたフィッシング攻撃に加え、電話を悪用した巧妙な攻撃が増加傾向にあります。 その中でも、「BazarCall」と呼ばれる攻撃手法は、巧妙な心理操作と技術を駆使した危険な手口として知られています。 攻撃者はまず、標的となる人物の勤務先や取引先などを装い、電話をかけてきます。そして、あたかも緊急性の高い問題が発生したかのように装い、相手を焦らせます。例えば、「社内のシステムに不正アクセスがあったため、至急パスワードを変更する必要がある」などと伝え、偽のウェブサイトにアクセスするように誘導します。 この偽のウェブサイトは、本物と見分けがつかないほど精巧に作られていることが多く、そこで入力したIDやパスワードなどの重要な情報は、そのまま攻撃者の手に渡ってしまいます。 このような巧妙なフィッシング攻撃から身を守るためには、まず、電話でやり取りする際には、相手が本当に信頼できる人物かどうかを確認することが重要です。不審な点があれば、電話を切って、公式の連絡先を通じて確認するようにしましょう。 また、セキュリティソフトを最新の状態に保ち、OSやアプリケーションのアップデートをこまめに行うことも有効な対策となります。