Cookie

プライバシー

見えない指紋にご用心!

- ネット上のあなたの痕跡 インターネットを利用するとき、誰もが様々な情報発信源となり、デジタルの世界に「足跡」を残しています。ウェブサイトの閲覧履歴や検索に使った言葉、SNSへの投稿内容などは分かりやすい例です。しかし、実際にはもっと奥深いところで、私たちが気付かないうちに情報が記録されています。 その一つが、「デバイス・フィンガープリント」と呼ばれるものです。これは例えるなら、私たちが現実世界で残す指紋のようなもの。ウェブサイトにアクセスするとき、使用している端末の種類やOS、ブラウザ、言語設定といった情報が自動的に送信されます。これらの情報は個別に特定することは難しいものの、組み合わせることで個々の利用者を識別できる場合があります。 ウェブサイト側はこの技術を利用して、不正アクセスを防いだり、利用者を分析してより良いサービスを提供したりするために役立てています。しかし、悪意のある第三者に利用されると、個人情報の特定や追跡に繋がってしまう可能性も否定できません。 インターネットは便利なものですが、同時に使い方次第でリスクも伴うことを認識しておく必要があります。普段からセキュリティ対策ソフトを導入したり、信頼できるウェブサイトのみを利用したりするなど、自衛意識を高めることが大切です。
プライバシー

Webサイトの「記憶」Cookieって?

- インターネット上の小さなメモインターネットの世界では、私達は様々なウェブサイトを閲覧します。その際、サイトによっては以前アクセスした時と同じように、名前や商品の選択内容などが表示されることがあります。まるでそのウェブサイトが私達のことを覚えてくれているかのようです。では、ウェブサイトはどのようにして私達を「覚えて」いるのでしょうか?その秘密の一つが「クッキー」です。クッキーは、ウェブサイトを閲覧した際に、ウェブサイトのサーバーから私達のコンピュータに送信され、保存される小さなデータファイルです。例えるなら、ウェブサイトから私達に渡されるメモのようなものです。このメモには、ウェブサイトで入力した情報や閲覧した履歴など、様々な情報が記録されています。そして、再び同じウェブサイトにアクセスした際、コンピュータに保存されたクッキーがウェブサイトに送信され、ウェブサイトはクッキーの情報に基づいて、私達を「思い出す」のです。クッキーは、ウェブサイトをより便利に利用するために役立っています。例えば、インターネットショッピングの際に商品をカートに入れたまま、他のページを見たり、サイトから離れたりしても、クッキーの情報によって、再度アクセスした際にカートの中身が保持されます。また、ウェブサイトによっては、クッキーを利用して、利用者の閲覧履歴に基づいた広告を表示することもあります。しかし、クッキーは便利な反面、プライバシーの観点から注意が必要です。ウェブサイトによっては、個人を特定できる情報を含むクッキーを保存する場合もあります。そのため、クッキーの仕組みを理解し、自分のコンピュータにどのような情報が保存されているかを意識することが大切です。