ログイン状態の罠!CSRF攻撃から身を守る方法
- クロスサイトリクエストフォージェリとは
クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)は、Webアプリケーションのセキュリティ上の弱点をついた攻撃手法の一つです。
ウェブサイトにログインした状態のユーザーが、知らない間に悪意のある操作を実行させられてしまう可能性があります。
あなたの知らない間に、例えばネットショッピングで勝手に商品を購入されたり、ブログに悪意のあるコメントを書き込まれたりするかもしれません。
CSRFは、ユーザーが信頼するウェブサイトの脆弱性を悪用するため、非常に危険な攻撃です。
たとえば、あなたがいつも利用しているオンラインバンキングのサイトがあるとします。
あなたはログインしたまま、別のウェブサイトを閲覧している間に、そのサイトに仕込まれた悪意のあるプログラムによって、知らないうちに預金を引き出されてしまうかもしれません。
これがCSRFの恐ろしさです。
CSRFは、WebサイトのフォームやURLに隠された悪意のあるスクリプトを利用して、ユーザーに意図しない操作を実行させます。
ユーザーがログイン済みの状態であることを悪用し、ユーザーになりすましてリクエストを送信することで、攻撃者はユーザーの権限で様々な操作を実行できてしまうのです。
CSRFから身を守るためには、Webサイトの運営者は適切な対策を講じる必要があります。
一方、ユーザー側も、不審なウェブサイトにアクセスしない、ログイン状態を長時間放置しない、セキュリティソフトを導入するなど、自衛策を講じることが重要です。