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知っておきたいセキュリティ対策:ダイナミックDNSの仕組みと注意点

- ダイナミックDNSとはインターネットに接続すると、利用者の機器にはIPアドレスと呼ばれる識別番号が自動的に割り当てられます。しかし、このIPアドレスは接続の度に変わるため、固定の住所を持たないようなものです。もし自宅にサーバーを設置してウェブサイトを公開したい場合、接続の度に変わるIPアドレスを相手に伝えるのは非常に面倒です。そこで活躍するのが「ダイナミックDNS」です。ダイナミックDNSは、変動するIPアドレスを固定のドメイン名に結びつける技術です。自宅のサーバーに固定のドメイン名を設定しておけば、IPアドレスが変わっても、そのドメイン名を通してウェブサイトにアクセスできます。例えるなら、引っ越しが多い人に、郵便局が荷物を転送してくれるようなイメージです。住所が変わっても、郵便局に新しい住所を伝えておけば、同じ住所宛に手紙を送ることができます。ダイナミックDNSも同様に、IPアドレスが変わっても、常に同じドメイン名でアクセスできるよう、裏側でIPアドレス情報を更新し続けています。これにより、自宅サーバーの運用だけでなく、外出先から自宅のパソコンにアクセスするなど、様々な場面で利便性を向上させることができます。