E2E暗号化

ネットワーク

ネットワークの安全を守るリンク暗号

- リンク暗号とは リンク暗号は、インターネットなどのネットワークを通じて情報を安全に送受信するために用いられる技術の一つです。情報を送信する機器と受信する機器の間には、様々なネットワーク機器が存在し、その間をデータが経由して最終目的地へと届けられます。リンク暗号では、このネットワーク機器間の経路、つまり通信回線を暗号化することで、情報の安全性を確保します。 具体的には、データはネットワーク上を区間ごとに区切られ、それぞれの区間(リンク)ごとに暗号化されます。そして、次の区間に渡される前に復号され、再び次の区間用に暗号化されるというプロセスを繰り返します。このように、データは各区間で暗号化と復号を繰り返しながら、最終的な受信者へと届けられます。 リンク暗号は、情報を盗み見ようとする攻撃者からデータを保護する上で有効な手段となります。たとえ攻撃者がネットワークの一部にアクセスできたとしても、暗号化されたデータを見ることしかできず、内容を解読することはできません。このように、リンク暗号は、機密性の高い情報などを扱う際に、安全性を高めるために重要な役割を果たします。