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ネットワーク

インターネットの基盤技術BGPとセキュリティ対策

- インターネットの道案内BGP インターネットは、世界中の無数のコンピュータが複雑につながり合った巨大なネットワークです。では、この広大なネットワークの中で、どのようにしてデータは目的のコンピュータまで届いているのでしょうか?その答えの一つが「BGP(ボーダー・ゲートウェイ・プロトコル)」にあります。 インターネット上には、それぞれが独立したネットワークを持つ組織や企業が無数に存在します。例えば、私たちが普段利用しているインターネットサービスプロバイダや、大企業、大学などは、それぞれ独自のネットワークを持っています。BGPは、これらの異なるネットワーク同士を繋ぎ、データの道案内をする役割を担っています。 BGPの働きを、手紙の配達システムに例えてみましょう。世界中にはそれぞれの国や地域を管轄する郵便ネットワークが存在します。BGPは、それぞれの郵便ネットワークが互いに情報を交換するためのルールのようなものです。各国の郵便ネットワークは、BGPを通じて、どこの郵便番号がどの地域を担当しているかといった情報を共有します。これにより、手紙は宛先の郵便番号に基づいて、最適な経路で配達されるのです。 インターネットにおいても、BGPはネットワーク間の経路情報を交換することで、データが送信元から宛先まで効率的に届けられるようにしています。BGPの働きによって、私たちは世界中のウェブサイトを閲覧したり、メールを送受信したりすることができるのです。