政府機関が利用するクラウドサービスの安全性を確保するISMAPとは
- ISMAPとはISMAPは、「情報システムのセキュリティ管理及び評価プログラム」の略称で、国の機関が利用するクラウドサービスの安全性を評価し、登録する制度です。この制度は、政府が推進するクラウドサービスの利用促進と、安全性の確保の両立を目的としています。国の機関は、原則としてこのISMAPに登録されたクラウドサービスの中から、利用するサービスを選ぶことになっています。 ISMAPに登録されるためには、クラウドサービスを提供する事業者は、セキュリティに関する様々な管理策を実施していることを、第三者機関の審査によって証明する必要があります。 審査項目には、データの保管場所やアクセス制御、情報漏えい対策など、多岐にわたる項目が含まれており、厳しい基準をクリアする必要があります。ISMAPへの登録は、利用者である国の機関にとって、クラウドサービスの安全性を客観的に判断する基準となります。 また、クラウドサービスを提供する事業者にとっても、政府機関に対して、自社のサービスの信頼性を示す重要な指標となります。ISMAPは、クラウドサービスの利用が拡大する中で、安全性を確保するための重要な制度として、今後もその役割が期待されています。