ファイルの地図?!マスターファイルテーブルとセキュリティ
- ファイルの管理簿、マスターファイルテーブルとは?
パソコンやスマートフォンの中には、写真や動画、文書など、たくさんのファイルが保存されています。これらのファイルは、決められた場所に整理されて保存されていますが、その場所を管理しているのが「マスターファイルテーブル(MFT)」です。
MFTは、いわばファイルの管理簿のようなもので、ファイル名はもちろん、保存場所や作成日時、更新日時、ファイルの大きさといった重要な情報が記録されています。
例えば、あなたが旅行の写真を保存したとします。この時、ファイル名は「旅行の写真.jpg」、保存場所は「ピクチャ」フォルダ、作成日時は「2023年10月25日」、ファイルの大きさは「4MB」といった情報がMFTに記録されます。
Windowsは、このMFTを参照して、目的のファイルを探し出し、私たちがファイルを開けるようにしています。私たちが「旅行の写真.jpg」を開きたいとき、WindowsはMFTを参照し、「ピクチャ」フォルダにある「4MB」の「旅行の写真.jpg」を探し出してきてくれるのです。
このように、MFTはファイル管理において非常に重要な役割を果たしています。MFTが破損してしまうと、ファイルが開けなくなったり、最悪の場合、データがすべて失われてしまうこともあります。
日頃からこまめなバックアップなどで、大切なデータを守りましょう。