Process Hacker:使い方次第で善にも悪にもなるツール
- システムの内部を覗く万能ツール
パソコンの中身は、普段見ている画面の裏側で複雑に動いています。これを詳しく知りたいと思ったことはありませんか?
「プロセスハッカー」は、まさにパソコンの中身を隅々まで見せてくれる、例えるならレントゲン写真のようなツールです。パソコン上で動いているソフトウェア、専門的には「プロセス」と呼ばれるもの、そしてそのプロセスがどれだけのメモリやCPUといった資源を使っているのかを、事細かに表示してくれます。
このツールを使うと、例えばパソコンの動きが遅いと感じるときに、どのプロセスが原因で重くなっているのかを特定することができます。また、ソフトウェアの開発者であれば、作成したプログラムが予想外の動きをしていないか、不具合がないかなどを調べることもできます。
さらに、システム管理者がパソコンの状態を監視し、問題が発生しそうな箇所を早期に発見するためにも活用されています。まるで、パソコンの状態を常に監視する医師のような役割を担ってくれる、頼もしいツールと言えるでしょう。