短縮URLの危険性
インターネットを利用していると、様々なウェブサイトのアドレス(URL)を目にします。特に、スマートフォンで情報を得ることが多くなった近年では、長いURLを扱うのは面倒な作業です。コピー&ペーストや、小さな画面での入力は容易ではありません。
このような時に便利なのが、「短縮URL」です。これは、長いURLを短い文字列に変換するサービスによって生成されます。元のURLの代わりに短縮URLを使うことで、ウェブサイトへアクセスすることができます。
短縮URLは、文字数を節約したい場合に特に役立ちます。例えば、ソーシャルメディアへの投稿では、文字数制限がある場合が少なくありません。このような場合に、短縮URLを使うことで、限られた文字数の中でより多くの情報を伝えることができます。また、メッセージアプリでURLを送信する際にも、短縮URLの方が読みやすく、共有しやすいため便利です。
しかし、便利な反面、注意すべき点もあります。短縮URLは、悪意のある第三者によって悪用される可能性があるということです。短縮URLをクリックした先に、偽のウェブサイトが表示され、個人情報を入力させて盗み取ろうとする「フィッシング詐欺」などの被害に遭う可能性も考えられます。
そのため、短縮URLをクリックする際には、発信元が信頼できるかどうかを確認することが重要です。URLの見た目に違和感がないか、送信元が信頼できる人物や組織であるかなどを注意深く確認しましょう。少しでも不審な点があれば、安易にクリックしないように心掛けてください。