VNC

ネットワーク

重要インフラを脅威にさらすVNCの脆弱性

- VNCとはVNC(バーチャルネットワークコンピューティング)は、離れた場所にあるコンピュータを、まるで自分のコンピュータのように操作できる技術です。インターネットを経由して、自宅のパソコンから会社のパソコンを操作したり、海外のサーバーを管理したりなど、様々な場面で利用されています。-# VNCの仕組みVNCは、「サーバー」と「クライアント」という二つの要素で構成されています。操作される側のコンピュータに「VNCサーバー」、操作する側のコンピュータに「VNCクライアント」と呼ばれるソフトをそれぞれインストールします。クライアント側でサーバーのIPアドレスや接続に必要な情報を入力すると、サーバー側の画面がクライアント側に表示されます。そして、クライアント側で行ったマウスやキーボードの操作は、そのままサーバー側に送信され、サーバー側のコンピュータを遠隔操作できるようになります。-# VNCの利用シーンVNCは、様々な場面で活用されています。- -オフィスワーク- 自宅から会社のパソコンを操作して、資料作成やメールの確認などを行うことができます。- -システム管理- 遠隔地のサーバーに接続して、メンテナンスやトラブル対応を行うことができます。- -工場の機械制御・監視- 離れた場所から工場の機械を操作したり、稼働状況を監視したりすることができます。-# VNCの注意点VNCは便利な反面、セキュリティ対策を適切に行わないと、第三者にコンピュータを不正に操作されてしまう危険性があります。VNCを利用する際は、必ずパスワードを設定し、通信内容を暗号化するなどのセキュリティ対策を施すようにしましょう。
不正アクセス

UltraVNCの危険性:サイバー攻撃の手口と対策

- UltraVNCとはUltraVNCは、インターネットを通じて離れた場所にあるパソコンの画面を、あたかも自分のパソコンのように操作できる便利なツールです。この技術は、まるでその場にいるかのように画面を共有し操作することを可能にするため、遠隔操作ソフト、リモートデスクトップソフトなどと呼ばれています。UltraVNCは、画面の情報を小さなデータの塊に分割し、インターネット回線を通じて相手に送信することで動作します。相手側のパソコンでは、送られてきたデータの塊を元の画面通りに組み立て直すことで、まるで目の前にあるかのように操作できる仕組みです。UltraVNCは、ITサポートやヘルプデスク業務など、正当な目的で広く利用されています。例えば、自宅のパソコンが故障した際に、サポートセンターの担当者がUltraVNCを使って遠隔操作で問題解決にあたってくれることがあります。また、企業内では、従業員が自宅や外出先から会社のパソコンにアクセスし、必要なデータを確認したり作業を行ったりする際にも利用されています。しかし、便利な反面、UltraVNCは使い方を間違えると、サイバー攻撃の脅威にさらされる可能性があります。悪意のある第三者にUltraVNCを悪用されると、パソコンの画面を覗き見られたり、ファイルを盗み取られたりする危険性があります。さらに、パソコンを乗っ取られ、意図しない動作をさせられる可能性も考えられます。そのため、UltraVNCを利用する際は、セキュリティ対策をしっかりと行うことが非常に重要です。