Web攻撃

脆弱性

Webサイト運営者のためのセキュリティ対策:リモートファイルインクルードを防ぐ

- リモートファイルインクルードとは リモートファイルインクルード(RFI)は、ウェブサイトを不正に操作するサイバー攻撃の一種です。ウェブサイトの多くは、表示を効率化したり、機能を追加したりするために、外部のファイルを読み込む機能を持っています。RFI攻撃では、攻撃者はこの機能を悪用し、本来読み込まれるべきではない悪意のあるプログラムコードを含むファイルを、ウェブサイトに読み込ませます。 ウェブサイトがこの悪意のあるコードを実行してしまうと、攻撃者はウェブサイトを乗っ取ったり、機密情報にアクセスしたりすることが可能になります。具体的には、ウェブサイトの管理者権限を奪い取り、ウェブサイトの内容を改ざんしたり、閲覧者に偽の情報を見せたりするかもしれません。また、ウェブサイトにアクセスしてきた利用者の個人情報やクレジットカード情報などを盗み出すことも考えられます。 RFI攻撃からウェブサイトを守るためには、外部から読み込むファイルに対する適切なチェックが重要になります。具体的には、読み込むファイルの場所を限定したり、ファイルの内容をチェックしたりする対策があります。また、ウェブサイトのソフトウェアを常に最新の状態に保つことも、セキュリティ対策として重要です。
サイバー犯罪

巧妙化するネット詐欺!クリックジャッキングにご用心

- 見えにくい罠、クリックジャッキングとは? インターネットを使う時、私たちは様々なボタンをクリックします。通販サイトで商品を購入するのも、興味のある記事を読むのも、すべてクリック一つで完了します。しかし、その何気ないクリックが、実は意図したものではなかったとしたら…?そんな恐ろしい罠が「クリックジャッキング」です。 クリックジャッキングは、Webページ上に、ユーザーの目には見えないリンクやボタンを巧妙に配置することで、ユーザーを騙して意図しない動作をさせる攻撃手法です。例えば、無料クーポン当選やお得なキャンペーン情報を装って、魅力的な画像やボタンを表示し、クリックを誘導します。しかし実際には、その裏に見えないボタンが仕込まれており、クリックすると全く別の高額商品を購入させられたり、個人情報が抜き取られたりする危険性があります。 クリックジャッキングは、一見普通のWebページのように見えるため、セキュリティソフトでも検知が難しく、ユーザー自身が騙されていることに気づきにくいという特徴があります。そのため、被害に遭わないためには、普段から信頼できるサイトだけを利用する、安易に魅力的なオファーに飛びつかないなど、ユーザー自身の注意深い行動が重要になります。
サイバー犯罪

見えぬ罠「クリックジャッキング」にご用心

インターネットは私たちの生活を便利で豊かなものにしてくれる一方で、その利便性の影に巧妙な罠が潜んでいることを忘れてはなりません。今回は、まるで忍び寄る影のように、ユーザーを危険に陥れる「クリックジャッキング」という攻撃について解説します。 クリックジャッキングは、Webページ上に透明なレイヤーを重ねるなどして、ユーザーのクリックを意図的に別の場所へ誘導する攻撃手法です。例えば、一見すると無害なボタンやリンクのように見せかけて、実際には悪意のあるプログラムを実行させるリンクに誘導するといったことが行われます。 ユーザーは自分がクリックしたものが本当は何だったのかを認識できないまま、個人情報やクレジットカード情報などを盗み取られたり、知らない間に悪質なサイトに登録させられたりする可能性があります。 クリックジャッキングは、その手法の巧妙さから、セキュリティ対策ソフトでも検知が難しい場合があります。そのため、ユーザー自身がこの攻撃の存在を認識し、怪しいサイトやリンクは安易にクリックしないという自己防衛の意識を持つことが重要になります。
サイバー犯罪

閲覧注意!ブラウザクラッシャーの脅威

- ブラウザクラッシャーとはインターネットを閲覧する際に使用するソフト、ブラウザ。日々の情報収集やコミュニケーションに欠かせないツールですが、その裏には危険も潜んでいます。その一つが「ブラウザクラッシャー」です。ブラウザクラッシャーとは、ウェブサイトに仕掛けられた、悪意のあるプログラムやコードのことを指します。その目的は、閲覧している人のブラウザに異常を発生させることです。例えば、ウェブサイト上に、ブラウザの処理能力をはるかに超える情報量を送りつけるような、特殊なコードが埋め込まれているとします。これを何も知らずに開いてしまうと、ブラウザはその処理に追いつけなくなり、動作が極端に遅くなったり、画面が固まってしまったりします。これがブラウザクラッシャーによる攻撃の一例です。その他にも、ブラウザの持つ隙を突いて、パソコンを乗っ取ろうとしたり、個人情報を盗み出そうとしたりする、悪質なブラウザクラッシャーも存在します。最悪の場合、パソコン自体が操作できなくなってしまうこともあります。ブラウザクラッシャーから身を守るためには、セキュリティソフトを導入しておくこと、怪しいウェブサイトにはアクセスしないこと、そしてブラウザソフトを常に最新の状態に保つことが重要です。日頃からこれらの対策を心がけ、安全にインターネットを利用しましょう。