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強制認証攻撃から身を守る!

- 強制認証とは強制認証攻撃とは、利用者が気づかないうちに認証情報を入力させてしまう、巧妙な攻撃手法です。まるで、気づかれないように貴重品を盗む盗人のように、こっそりと重要な情報を入手してしまうことから「認証の強制」とも呼ばれています。具体的な例として、パソコン間でファイルやプリンターの共有に広く利用されているSMBプロトコルを悪用した攻撃があります。例えば、利用者が悪意のあるウェブサイトにアクセスしたとします。そのウェブサイトには、攻撃者が巧妙に仕掛けたプログラムが隠されており、利用者のパソコンから、攻撃者が用意したサーバーへ、SMB接続を強制的に実行させます。このとき、利用者は普段通りの操作をしているだけなので、攻撃を受けていることに全く気づくことができません。攻撃者のサーバーは、利用者が接続してきた際に自動的に送信される認証情報を、こっそりと記録します。この情報には、ユーザー名やパスワードのハッシュ値などが含まれており、攻撃者はこのハッシュ値を解読することで、利用者のアカウントに不正アクセスできてしまう危険性があります。このように、強制認証攻撃は、利用者をだまして認証情報を入力させるのではなく、利用者が気づかないうちに認証情報を送信させてしまう点が特徴です。そのため、利用者自身が攻撃から身を守ることは非常に困難です。