XML

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XXE攻撃からWebアプリを守る!

- XXE攻撃とは XXE攻撃とは、ウェブサイトやウェブサービスを不正に操作しようとする攻撃者が、データのやり取りに使われるXMLという仕組みの弱点をつく攻撃です。 ウェブサイトやウェブサービスでは、情報を整理して扱うために、XMLという仕組みがよく使われています。これは、まるでデータを入れるための箱のようなもので、それぞれの箱に名前を付けて、必要な情報を整理して格納します。 XXE攻撃では、攻撃者はこのXMLデータの中に、本来アクセスできないはずの情報を読み込むための特別な命令をこっそり紛れ込ませます。 ウェブサイトやウェブサービスが、送り込まれたXMLデータをよく確認せずに処理してしまうと、攻撃者の仕掛けた命令が実行されてしまい、重要な情報が盗み出されたり、システムが乗っ取られたりする危険性があります。 例えば、攻撃者はこの攻撃を使って、ウェブサイトの内部情報や利用者の個人情報を読み取ったり、サーバーに保存されているファイルの内容を盗み見たりすることができてしまいます。 XXE攻撃からシステムを守るためには、ウェブサイトやウェブサービスの開発者が、外部から受け取るXMLデータを厳密にチェックする仕組みを導入することが重要です。合わせて、常に最新の情報を確認し、システムのセキュリティ対策を最新の状態に保つことも必要です。
その他

データ記述の標準記法:XML

- XMLとはXMLは「拡張可能なマーク付け言語」を短く表した言葉で、データの構造や意味を記述するために作られた言語です。インターネット上でよく見かけるホームページの表示に使われているHTMLと似ていますが、XMLはホームページの見栄えではなく、データの中身を記述することに重点が置かれています。例えば、本の情報を例に考えてみましょう。本の情報には、タイトル、著者、出版年など、様々な要素が含まれています。XMLを使うと、これらの要素をそれぞれタグで囲んで記述することで、コンピュータが理解しやすい形で情報を整理することができます。たとえば、「吾輩は猫である」という本をXMLで記述すると、以下のようになります。```xml 吾輩は猫である 夏目漱石 1905```このように、XMLではタグを使ってデータの構造や意味を明確に表現することができます。 HTMLのように画面表示に直接使うことは少ないですが、データの保存や交換の手段として、様々な場面で活用されています。
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XML属性ブローアップ:見えない脅威からの防御

- XML属性ブローアップとはXML属性ブローアップは、インターネット上のサービスを不正に利用しようとする攻撃者が使う、ウェブアプリケーションを狙った攻撃手法の一つです。特に、文章の構造や意味を解釈し、コンピュータが理解できる形に変換する役割を担うXMLパーサーと呼ばれるソフトウェアが標的になります。XMLパーサーは、データ記述言語であるXMLを処理するために作られています。攻撃者は、このXMLパーサーの特性を悪用し、大量のデータを含むXML文書を送りつけることで攻撃を行います。XML文書には、文章の構造を定義するタグと呼ばれるものが使われていますが、攻撃者はこのタグの中に、本来必要のない膨大な量の属性情報を埋め込みます。XMLパーサーは、この膨大な属性情報を読み込もうとして、必要以上の処理能力とメモリを消費してしまいます。その結果、システム全体の処理速度が極端に低下したり、最悪の場合、サービスが完全に停止してしまうこともあります。このような攻撃からシステムを守るためには、XMLパーサーが処理するデータ量や属性の数に制限を設けたり、不正なデータ形式を検知して遮断する仕組みを導入するなどの対策が有効です。
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XMLエンティティ:外部データの安全な活用

- XMLエンティティとはXML文書は、タグを用いてデータの構造を記述するマークアップ言語の一つです。このXML文書内で、特定のデータや参照先を簡潔に表現するために用いられるのが「XMLエンティティ」です。XMLエンティティを活用すると、例えば、何度も繰り返し登場する長い文字列や、頻繁に参照する外部ファイルのパスなどを、短い記述で表現することができます。これは、あたかもプログラミングにおける「変数」のように機能し、XML文書全体の記述を簡略化し、再利用性を高める効果があります。-# エンティティの定義と参照XMLエンティティは、文書型定義(DTD)やXML Schemaといった、XML文書の構造を定義するファイルに記述されます。これらの定義ファイルにおいて、特定の名前とそれに対応するデータや参照先を結びつけることで、エンティティが定義されます。定義されたエンティティは、XML文書内で「&」に続けてエンティティ名を記述し、「;」で閉じることで参照されます。例えば、「&会社名;」といった形で記述することで、事前に定義された「会社名」というエンティティに対応するデータが、その場所に展開されます。-# エンティティの種類XMLエンティティには、主に「内部エンティティ」と「外部エンティティ」の二種類があります。内部エンティティは、XML文書内で定義され、その文書内でのみ参照可能です。一方、外部エンティティは、外部ファイルへの参照などを定義するもので、異なるXML文書間でも共有することができます。このように、XMLエンティティはXML文書を効率的に記述し、保守性を向上させるための重要な要素です。